奮戦記
【06.07.03】人民大会堂で日中議会交流――第1、第2セッション
午前中に、第1セッションがありました。
中国全人代常務委員会副委員長はじめ中国の議会代表から、3つの提案がありました。
第1は、日中議会交流のメカニズムの連続性を保つこと。来年は、中国から日本に全人大の代表を送り日本の議員と交流をしたい。
第2は、日中両国議会の指導的・事務当局など各分野での友好協力をはかること。
第3は、若手議員の交流をすすめること。
中国側から、首相の靖国参拝について言及があり、両国間の政治的困難をもたらしていることを心配しているという趣旨の発言がありました。
これにたいして自民党の議員から、総裁選挙がある9月以降には状況が変わるだろうという発言がありました。
公明党の議員も社民党の議員も、明確に「首相の靖国参拝には一貫して反対している」と発言しました。
私は、「首相の靖国神社への参拝には一貫して反対している」と日本共産党の立場を明らかにしました。
「靖国神社は、戦前、侵略戦争遂行の精神的支柱の役割を選挙区的に果たし、戦後もこの侵略戦争を賛美している。その靖国神社を国の代表である首相が参拝することは、過去の侵略戦争を肯定する立場に日本が立つことを内外に表明することになる」と批判しました。
そのうえで、靖国参拝をやめるとともに、少なくとも1995年8月15日の「村山談話」に立ち戻るべきだと述べました。
続いて、午後におこなわれた第2セッションで、日中間の経済交流、エネルギー問題、環境問題などについて、議論がおこなわれました。