奮戦記
【06.06.29】政府与党がオリックス宮内会長の参考人招致を妨害!
福井日銀総裁の村上ファンド出資問題をめぐり、衆議院財務金融委員会の与野党の筆頭理事間の協議でいったん合意されていた宮内義彦オリックス会長の参考人招致が、見送られたことが分かりました。とんでもない話ですね。
時事通信などの報道によると、筆頭理事の間で宮内オリックス会長を「7月7日招致」で合意し、宮内氏自身も応諾していたいいます。
その後、自民党内で改めて協議した結果、一転して宮内会長の招致を拒否することにしたというのです。
自民党の関係者は「執行部から国対レベルに圧力がかけられた可能性がある」と指摘しているそうです。
この自民党執行部の身勝手な対応は、世間の厳しい批判を呼ぶことになるでしょう。
私は、質問を通じて、村上ファンドの実態が“オリックスによる、オリックスのためのファンド”だったことが明らかになったと思います。
金融の規制緩和を推進した当事者であり、事件のカギを握る重要人物である宮内氏の参考人招致は不可欠です。
国民が強く求めている真相究明に必要な参考人招致を、自民党執行部が圧力をかけてつぶしたとしたら、本当に許せません。
日銀の福井総裁をかばい続ける政府・自民党の姿勢が厳しく問われることになります。
私たちは、福井日銀総裁の辞任を求めるとともに、村上ファンド問題の真相追及のため、いっそう奮闘するつもりです。