民主党の小沢代表は、昨日、代表就任後初めて、日本経団連と政策意見交換会を行ったそうです。

　民主党からは小沢氏、鳩山幹事長などが出席し、経団連からは奥田碩会長と次期会長の御手洗冨士夫副会長などが出席しました。

　報道によると、小沢氏が経団連を重視する背景に、経団連の会員企業・団体による献金が、自民党には約２４億円、民主党に約１億円という開きがあるため、それを縮めるねらいがあると言われています（「産経」）。

　経団連は、政治資金団体を通じた政治献金の斡旋を廃止していましたが、２年前から「政策評価」にもとづいて会員企業が献金をおこなうという仕組みを採用し、献金を再開しました。……要するに、経団連の言いなりになれば献金が増えるという仕掛けです。

　この会合で鳩山幹事長は、経団連が求める政治献金の外資規制緩和について「海外で認められる企業であればあるほど、外資が集まるのが当然。制限を受けるのは基本的におかしい」と、賛同する意向を示しました。

　こうなると、献金ほしさから、民主党は“経団連好み”の政策をますます採用するようになり、政策の上でも路線の上でも自民党とまったく変わらないものになっていくでしょう。

教育基本法改悪案は、明日から委員会で審議が始まります

　今日開かれた教育基本法特別委員会の理事会で、審議の進め方について議論され、結局、明日から審議を始めることが与党によって押し切られました。

　明日は、午前９時から委員会が開かれ、冒頭に民主党案の趣旨説明がおこなわれ、続いて小泉総理が出席し総括質疑を４時間行います。

　日本共産党からは、志位委員長が質問に立ちます。審議の模様は、ＴＶで中継されます。

　質疑時間は、与党１時間４５分、野党２時間１５分の割りふり。――民主党１時間２５分、日本共産党２０分、社民党１５分、国民新党１５分です。

　今日の理事会では、５月２６日（金）に、一般質疑を７時間コースで行うことも決まりました。

　野党の内訳は、与党２時間、野党５時間（民主党３時間３０分、日本共産党３０分、社民党３０分、国民新党３０分）

　また来週にも、総理出席で総括質疑をおこない、野党中心の時間割で３時間おこなうことも決まりました。

　明日から、いよいよ重大な法案の質疑が動き始めます。