奮戦記
【06.02.07】予算委で「非正規雇用」について総理に質問しました
今日は、予算委員会で小泉総理に質問しました。とりあげたテーマは、非正規雇用の問題と防衛施設庁の官製談合問題です。
この国会では「格差社会」が大きな焦点になっています。
私は、パート・アルバイト、フリーター、派遣・請負などの「非正規雇用」が、どんどん増えていることが「格差社会」の根本にある問題だと思います。
いまや、労働者の3人に1人が「非正社員」で、とくに若者の比率が高いのが特徴です。
たとえば、トヨタグループの子会社に「光洋シーリングテクノ」という会社があります。
この会社は、トヨタ自動車の変速機などの潤滑油が外に漏れないようにするオイルシールを生産しており、400人以上の社員と約150人の請負労働者が働いています。
この請負会社の労働者の例でいうと、正社員とまったく同じ仕事をしているのに、請負労働者の時給は1100円程度で正社員の3分の1、年収は200数十万円です。
しかも、契約期間は3ヶ月という短期雇用で契約更新を繰り返しています。
たとえば、入社以来8年間で26回も更新している例があるのです。賃金は、7年たっても1円も上がらなかったということです。
ほんとうにひどいですね。――これが、日本社会で3分の1を占めて常態化しているとすれば、これにどう対応するかが根本的に問われます。