奮戦記
【05.01.15】「景気ウオッチャー調査」の指数が5カ月連続で低下
内閣府が、昨日発表した12月の「景気ウオッチャー調査」によると、街角景況感を示す現状判断指数は、前月比で1.1ポイント減の44.2となり、5カ月連続で低下しました。
これは、たいへん注目すべき事態です。
この調査は、景気に敏感なタクシー運転手や飲食店主、中小企業経営者など2050人を対象に、毎月実施しているものです。
3カ月前と比較した景気の現状・先行き感を「良い」から「悪い」までの5段階で評価してもらって指数化しています。
これが、5カ月も連続して低下したのは、03年1月以来、約2年ぶりのことです。
景気が「横ばい」なら50ですが、それを下回るのは4カ月連続です。
調査対象別に見るとどうでしょうか。
――雇用関連の現状判断指数が、前月比5.6ポイント減の52.8。これは、調査を始めた00年1月以来最大の下げ幅となっています。
雇用関連の悪化については、派遣など非正規社員へのシフトが見られます。
消費マインドを支えてきた雇用環境の先行きも、あやしくなってきました。
こんなとき、7兆円の大負担・大増税に踏み出すことがはたして許されることか、だれが考えてもハッキリしているのではないでしょうか。