アドレス(URL)を変更していますのでブックマークされている方は変更してください。
<< ホームへ戻る

奮戦記

【04.12.21】社会保障圧縮――見れば見るほど冷たい予算原案

 来年度予算の政府原案は、見れば見るほど国民に冷たいものになっています。
 「しんぶん赤旗」をはじめ、さまざまなマスコミが批判を強めています。

 たとえば社会保障関係費は、前年度比5816億円(2・9%)増の20兆3786億円となりました。一見すると、社会保障予算が増額したかのようです。

 ところが、高齢化がすすむことによって上積みが必要になる「自然増」を大幅に圧縮しているのです。これでは、実質的に削減されたとおなじことです。

 さらに、年金改悪法による厚生年金、国民年金の保険料引き上げ、介護保険の施設利用者からの「ホテルコスト」(居住費等)徴収、生活保護の老齢加算、母子加算の削減などが盛り込まれています。

 国民年金保険料は、来年4月から月額280円引き上げられ1万3580円になります。
 今年十月に引き上げられたばかりの厚生年金保険料は、来年9月にはさらに0・354ポイント(労使折半)引き上げられます。

 また、基礎年金国庫負担引き上げの「財源」と称して、老年者控除の廃止と公的年金等控除の縮小が来年1月から実施されます。これは、2005年度では約1600億円の負担増となります。

 介護保険の「ホテルコスト」徴収は、来年10月から実施する予定です。そして、給付費は1310億円も減らされ、国庫負担は420億円減となります。

 生活保護費は、70歳以上の人に支給される老齢加算の削減が、2004年度に続き実施され月額9670円(一級地基準額)が3760円へ約6000円削減されます。
 18歳までの子を養育する母子家庭などを対象にした母子加算も、年齢要件を引き下げて削減する計画です。

 医療では、国民健康保険の都道府県財政調整交付金導入にともない、国庫負担が5449億円も削減されます。

 こう見てくると、ほんとうに負担が多いですね。腹の底から怒りがわいてきます。私は国会の内外でこんな理不尽な国民負担を、可能な限り軽減させるため頑張る決意です。

image/041221-222146-aaP1020057.jpg



……♪♪

image/041221-221516-aDSC_5950.jpg

Share (facebook)

このページの先頭にもどる