奮戦記
【04.11.08】アメリカはイラク・ファルージャでの総攻撃をやめよ!
イラクは、たいへん危険な緊迫した状況にあります。
イラク暫定政府のアラウィ首相報道官は、昨日、北部のクルド人居住区を除くイラク全土に非常事態を宣言したと発表しました。
期間は2ヶ月(60日)です。
いまイラクでは、米軍が中部ファルージャ周辺になんと1万人以上の兵力を集結させ総攻撃の態勢をとっています。
今回の暫定政府の非常事態宣言は、この攻撃を前に国民の怒りと混乱を力で押さえつけるねらいがあることは明白です。
暫定政府は、「国家安全法」を発効させ、首相による非常事態の宣言、夜間外出禁止令の発令を認めています。
また、治安当局による令状なしの家宅捜索や身柄拘束もできるようにしています。
しかし肝心なことは、 これ以上の市民の犠牲者をださないよう、ファルージャでの米軍の総攻撃をやめることです。
力による押さえ込みは、よりいっそうの反発を招き、泥沼化をいっそう深刻にするだけです。