奮戦記
【04.09.30】三重県海山町の豪雨災害を調査し要望を聞きました
今日は急きょ、台風にともなう豪雨などで、床上浸水や水死者を出した三重県海山町に入り、現地を調査するとともに、被災者を激励しました。
土石流で死者・行方不明者を出した宮川村に、前日から入っていた瀬古由起子前衆院議員や、岩見雅夫、近沢チヅル両海山町議と合流しました。
海山町の塩谷龍生町長とも懇談し、現状説明と要望などをきき、今後協力していきたいと伝えました。
町長は懇談で「真っ先に来ていただきありがたい」と言いながら、県が災害救助法を適用したこと、水につかってしまった家や車などの被害の大きさや住民の救済について説明して下さいました。
床上浸水にあった相賀地域は、海のすぐそばです。
どうして、まわりよりも一段高い所にあるのに、こんな災害に遭うのか不思議でなりません。
住民の皆さんも、普通、水害にあうようなことは考えられないといいます。
――「六十五年生きてきたけどこんな水害ははじめて」、「家自体が周りより高いのに、本棚の下から四段目まで来た」、「あっという間にひざから肩の所まで水が上がった」「床下から水があふれて畳が浮いた」と恐怖体験を話しています。
私が「大変でしょうが、私たちもできるだけのことをしますので、がんばってください」と励ましますと「ありがとうどざいました。うれしいです」と喜んでくださいました。
現在、水道だけは通じています。
しかし、町の中心部は停電しているため日が暮れると真っ暗です。
道の両側はぬれた家財などゴミの山になっています。
食料の炊き出しも行われていますが高齢者の一人暮らしの世帯も多く、「足が悪くて取りにいけない」という声も聞かれました。
今後、生活と営業の再建が重要な問題になります。
この面で、県・国がしっかりと支援することが大事です。
これからも住民の皆さんの要望をもとに支援を強めていかなければなりません。