奮戦記
【04.09.27】“新鮮さ”も“サプライズ”も感じられない内閣改造だ
小泉首相は、今日、自民党三役人事と内閣改造をおこないました。
しかし、何の“サプライズ”も“新鮮さ”も感じられませんね。
日本共産党の志位委員長は、記者会見で「政治的危機を打開する力を持たない行き詰まり内閣だ」と指摘しました。
また、「外務大臣や防衛庁長官、財務大臣の顔ぶれを見ても、消費税増税、改憲の布陣だ」と批判しました。
私は、山崎拓・前自民党副総裁が、首相補佐官に任命されたことにも、どうも釈然としません。
小泉さんは、「政治全般の相談相手になってもらう。安全保障の見識もあり、心強い」と述べたというのです。
確かに、山崎氏が憲法改悪の急先鋒だったことを思えば、改憲への布石ということだけは明白です。
いま、多くの国民が切実に求めているのは、内政でも外交でもゆきづまっている自民党政治そのものからの脱出です。
国民の生活不安をとりのぞき、アメリカべったりから抜けだして、主権国家としての自主性をきちんと主張できる政治に切りかえることではないでしょうか。