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奮戦記

【04.05.22】日朝首脳会談と拉致被害者家族5人の帰国について

 今日は、小泉首相と金正日総書記の首脳会談がおこなわれ、拉致被害者家族8人のうち5人が日本に帰国しました。

 曽我ひとみさんの夫で元米兵のジェンキンスさんは、来日に難色を示したといいますが、中国での再会に同意しました。
 また、安否不明者10人については、北朝鮮側が再調査を約束しました。

 日本は、(1)人道的見地から国際機関を通じ、25万トンの食糧支援、1000万ドル相当の医薬品支援を今後1、2カ月をめどに実施する。(2)北朝鮮が日朝平壌宣言を順守する限り、経済制裁法は発動しないとの意向を表明しました。
 今後、国交正常化交渉再開に向けた協議に入るそうです。

 2002年9月にひらかれた首脳会談では、金総書記が日本人拉致の事実を認めて一定の謝罪を表明しました。そのうえで、両首脳が国交正常化交渉の再開で合意し「日朝平壌宣言」に署名しました。

 この「平壌宣言」は、日朝国交正常化交渉再開を確認し、日本側、北朝鮮側双方が拉致問題や核開発問題、過去の植民地支配の清算など両国間の諸懸案解決を包括的に協議するという道筋を明らかにしました。

 日本共産党は、拉致は明らかな国際犯罪だと指摘し、問題の全容解明や責任者の処罰、被害者への謝罪と補償を求めました。

 両国間の交渉ルートを開き、諸懸案を平和的に解決するという点で、この宣言を支持し、国交正常化交渉の再開を歓迎しました。

 その後、日朝国交正常化交渉はさまざまな困難や障害に直面しましたが、この宣言を足場とした「道理にたった外交交渉への努力」を求めてきました。
 今回の首脳会談によって、「平壌宣言」が再確認されたことは、拉致を含む多くの問題の平和的解決と国交正常化交渉への前進の一歩となると考えます。今後の進展を注目していきたいと思います。



おいでおいで

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