奮戦記
【04.05.01】国連多国籍軍としてなら自衛隊を派兵してよいのか
民主党の菅代表が、最近こんなことを言っています。
イラク問題に関して「国連支援のための多国籍軍で、新たな国連決議があれば、自衛隊を送ることも十分検討できる」。
これは、ニューヨークの国連本部でアナン事務総長らと会談したさいの発言です。
この発言は、PKO以外でも自衛隊の海外派遣が可能とした点で、これまでの姿勢から一歩踏み込んだものと言えます。
――しかし、はたしてこれがまっとうな方向なのでしょうか。
仮に、国連の枠組みができたとしても、日本には憲法九条があります。
海外への派兵はできないという立場を、きちんと表明するのがほんらいのあり方ではないでしょうか。
さらに、国連の枠組みができて、治安維持に必要な部隊が必要になったとしても、イラク戦争に中立的な立場や反対の立場をとった国々が主体にならなければ、イラク国民との関係でもうまくいかないでしょう。
国連の枠組みができて、イラクを復興して独立のイラクをつくるプロセスがはじまった場合の日本の支援というのは、あくまでも自衛隊以外の非軍事の支援でなければなりません。
軍隊ほど、人道支援に向いていない組織はないからです。NGOやボランティアによる支援こそ求められると思います。
第75回メーデー万歳!
今日は、全国津々浦々でたたかうメーデーがおこなわれました。
全労連が主催するメーデーは、東京・代々木公園など全国375カ所で、約28万9000人が参加して開かれました。「雇用回復、政府の年金改悪反対、自衛隊のイラクからの撤退」の3つをスローガンに「闘うメーデー」を掲げました。
代々木公園の中央大会には、約4万2000人が参加し、熊谷金道議長があいさつにたち、日本共産党の志位和夫委員長も挨拶しました。――私は体調を崩して参加できず、まことに残念です。