奮戦記
【04.04.28】厚労委での年金改悪法案の強行「採決」に抗議する!
今日の衆議院厚生労働委員会で、質疑が終了していないのに、それを打ち切って自民・公明両党が年金改悪法案を強行「採決」しました。この暴挙に断固抗議します!!
厚労委員会では、午前中から閣僚の「国民年金保険料納付状況」の提出時期をめぐって紛糾しました。
民主党は、厚生大臣が先週金曜日の答弁で約束したのに「資料を出さなかった」と質疑途中で抗議。審議が中断しました。
日本共産党の山口富男議員は、坂口大臣が委員会に約束した資料の提出がないことに抗議。質問を保留しました。委員長もこれを認めました。
ところが、その合意に反して委員長が質問を放棄したと見なすと宣言し、自民・公明両党が採決を求める緊急動議を提出し、同法案の「採決」を強行したのです。
こんなことは、絶対に認めるわけにはいきません。
その直後に、議員面会所で緊急の抗議集会が開かれました。私が、国会議員団を代表して「国会報告」をおこないました。
その後、野党がそろって議長に申し入れをおこない、採決の無効を訴えました。そのうえで、議長のもとで各党が協議しました。
その結果、連休明けに改めて何らかの打開策を見いだすため、各党間で引き続き協議することになりました。
したがって、5月6日に本会議で与党が一方的な「強行採決」を繰り返すことはできなくなりました。
新たに4人の大臣の国保保険料未納が発覚! 民主党の菅代表も
小泉内閣閣僚の公的年金保険料納付問題については、7時以降、新たに谷垣財務大臣、福田官房長官、茂木沖縄・北方大臣、竹中経済財政・金融担当大臣に、国民年金保険料の未納期間があったことが判明しました。
これまでにも、中川経済産業大臣、麻生総務大臣、石破防衛庁長官の3人の未納が明らかになっています。
また、民主党は、菅代表が厚生大臣当時、国民年金保険料を納めていなかったことを公表しました。
谷垣氏は1988年12月から89年6月までの7か月間と90年2月から11月までの10か月間の2期間について、保険料を支払っていませんでした。
谷垣氏は「(政務次官)就任中は(国家公務員)共済に加入するので、国民年金保険料の支払いは不要であると勘違いした」と説明しています。
福田氏は衆院議員に初当選した90年2月から92年9月までの2年8か月間と95年8月から12月までの5か月間の2期間、保険料を支払っていませんでした。
茂木氏は99年10月から2000年6月までの9か月間が保険料未納でした。竹中氏は2001年4月から2002年2月までの11か月間、保険料を支払っていませんでした。
民主党は枝野政調会長が記者会見し「次の内閣」メンバー19人について公表しました。国民年金保険料の未納は、菅氏だけでした。