奮戦記
【04.04.08】イラクで、邦人3人が拘束される衝撃的事件が発生!
夜になって、イラク国内で日本人3人が武装勢力に拘束されたとの情報が伝えられ、全国に衝撃が走りました。
武装勢力は「サラヤ・ムジャヒディーン」と名乗り、3日以内に自衛隊がイラクから撤退するよう求めているようです。
中東の衛星テレビ局、アルジャジーラは日本時間午後9時に、拘束された3人のパスポートを放映しました。それによると、人質になっているのはフリージャーナリストの郡山総一郎さん、今春高校を卒業した今井紀明さん、北海道千歳市出身の高遠菜穂子さんの3人です。要求に応じなければ3人を殺害すると脅迫しているといいます。
日本共産党の志位和夫委員長は、談話で「断じて許されない蛮行だ」としながら、「自衛隊派兵によってこうした事態が引き起こされる危険があることはかねて危ぐされていた。あらためて自衛隊の速やかな撤退を求める」と強調しました。
今日は、イラク南部サマワの自衛隊宿営地の近くでも砲弾が撃ち込まれる事件があったばかりです。
イラク情勢は、ますます激化しています。昨日も、バクダッドの西方にあるファルージャで、米軍のヘリコプターがモスク(イスラム教の礼拝所)をミサイル攻撃し、約40人が死亡しています。シーア派だけでなく、スンニ派武装勢力との戦闘も各地で厳しさを増しています。
フセイン政権崩壊から1周年、占領軍への怒り広がる。――自衛隊は直ちに撤兵せよ!
イラク戦争で首都バグダッドが陥落、フセイン独裁政権が崩壊してから、あすで1年をむかえます。米軍など連合軍とイスラム教スンニ派の旧政権支持者との戦闘は、中南部の幅広い範囲で「反占領」を掲げるシーア派の一部強硬派にも拡大し、本格的な戦争状態に逆戻りする懸念が強まっています。
これまで米軍と戦闘を繰り広げてきたのは、中北部の三角地帯「スンニ・トライアングル」の反米武装勢力か、国外から流入した国際テロ組織が中心と言われてきました。
しかし、旧フセイン政権下で弾圧され、1年前に首都バグダッドに入城した米軍戦車を「解放軍」と歓迎したシーア派住民が米軍に銃を向け始めたことは、大きな変化です。 自衛隊が兵器を携行した米兵を輸送していたことも、今日伝えられました。
軍事占領を続けている米英軍と一体となった自衛隊の活動が、イラクの広範な住民の怒りをまねいています。
あすは、厚生労働委員会で年金問題で質問する予定です
明日は夕方、厚生労働委員会が開かれ、日本共産党を代表して小泉総理に年金問題で質問する予定です。質問時間は、わずか5分!! NHKで放送されます。時間は、16:50〜16:55です。
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