奮戦記
【03.12.31】早いですね、もう大晦日になってしまいました
今日は大晦日。一年なんてあっという間ですね。
年齢を重ねると、時のたつのがはやいといいますが、ほんとうに早いです。
今年も、いろいろなことがありました。やはりいちばんの出来事は総選挙でした。
東海ブロックでは、日本共産党は2名いたのに、思いもかけず瀬古由起子さんが議席に届かず、私1名になってしまいました。
日本共産党は、全国で458万票をいただきましたが、残念ながら議席は9議席にとどまりました。
日本共産党が後退すると政治は悪くなる、と言われますがほんとうにそうです。
年金について言えば、政府・与党は選挙中だんまりを決め込んで、選挙が終わったとたんに、厚生労働省が改悪案を出す。それを待ってましたとばかりに、財界の意向も受けながら、自民党と公明党が改悪での合意を図り政府案に仕上げていく、といったありさまでした。 ――ほんとうにハラがたちますね。
イラクへの自衛隊の派兵については、これも選挙中、小泉首相は「状況を見ながら」という一点張りで争点からそらし、選挙が終わると派兵の「基本計画」や「実施要綱」をバタバタと発表して、年内にさっさと先遣隊を出すというやり方です。
総選挙が終わり、国会で審議される前に、駆け込みのようにこんな大事なことがつぎつぎと強行されたのです。
ほんとうにひどいですね。
日本共産党が、国会の中で小さくなったからと言って、私たちの活動は萎縮してはなりません。それは、国民多数の願いを実現する道を遠ざけてしまうからです。
市田書記局長が、最近発売された『前衛』で、こんなことを言っています。それを見て、私はなるほどと感心しました。
――「国会で共産党がこれだけ小さい勢力になれば、少数意見が通らなくなるじゃないかという意見がありますが、私はそうではなくて、多数意見が抹殺されていくと思っています。……憲法9条を守ってほしい、消費税増税はごめんだ、もっと安心できる年金制度を、イラクへの自衛隊派兵反対……という思いは、国民の多くの気持ちです。その多くの気持ちを代弁しているのが日本共産党です」(『前衛』2004年2月号より)。
来年も、国民多数者の代弁者という確信のもと、堂々と胸を張ってたたかっていきましょう。