奮戦記
【03.12.01】「テロにひるまない」の言葉で突っ走っていいのか!
イラクで2人の大使館員が銃撃され殺害された事件は、日本国内に大きな衝撃を与えました。いかなる勢力であっても、このような蛮行は絶対に許されません。
犠牲となられたお二人に衷心から哀悼の意を表します。ご家族のお気持ちを考えると言葉もありません。心からお悔やみを申し上げます。
イラクの現状は、ますます悪化しており、いまや全土が戦闘地域と化しています。「非戦闘地域」などどこにも存在しません。
小泉首相は、今日午前、首相官邸で記者団に答えて「これにひるんではならない。(ひるめば)全世界に影響する」と述べたといいます。
しかし、「ひるまない」の一言だけで、このような戦争状態のところに自衛隊を送り込んでいいのでしょうか。
私はこの小泉首相の姿勢こそ間違っていると思います。
第2、第3の犠牲者を出しても、日米同盟のためには「やむを得ない」と言うような態度は、ただちに改めるべきです。
アメリカは、「テロにひるまない」と言いながら、国連も国際世論も無視して無法な先制攻撃をおこない、力による軍事占領を押しつけました。
その結果、テロはなくなるどころか、逆にイラク国民の反発をまねいてテロの温床を広げ、テロとレジスタンスを激化させただけではなかったでしょうか。もはやこのような方向では、憎しみによる暴力の連鎖がひろがるだけで、出口は見えてきません。
このような泥沼のなかに、何が何でも自衛隊を派兵するという小泉内閣の路線そのものが、もはや行き詰まり、完全に破たんしています。
いま、日本がなすべきことは、その外交路線を勇気を持って根本的に切り替えることではないでしょうか。
米英軍の軍事占領から国連中心の枠組みにただちに切りかえ、イラクに主権を早期に移譲すべきです。――日本は、このことに力を注ぐべきです。
その新たな枠組みのなかで、日本は非軍事の人道支援を堂々とおこなうことこそ求められているのです。――この方向こそ、憎しみの連鎖から抜け出す道であり、テロリストを孤立させテロを根本的に根絶する道ではないでしょうか。
テロ特と財金で閉会中審査の動き
今日の3野党国対会議で、イラクの外交官殺害事件や足利銀行の破たんという深刻な事態を踏まえて、引き続き臨時国会の開催を要求するとともに、予算委、テロ特、財金委の閉中審査を求めていくことになりました。
与野党の折衝が続いていますが、いまのところ、衆院テロ防止特別委員会の閉会中審査を来週にも、小泉首相が出席して開催される方向です。
また、足利銀行の一時国有化問題を審議する衆院財務金融委員会の閉会中審査も、週内の4日(木)か5日(金)に開かれる方向です。
愛知県尾西市の市議選の応援に入りました
尾西市の市会議員選挙がはじまり、応援に入りました。
日本共産党の候補者は、はっとり豊さんと、たたみのり子さんの現職2人です。
定数が4つも削減されて22の定数になり、そこに28人も立候補していますので、6人が落選するという大変激しい選挙戦が展開されています。
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