奮戦記
【03.09.29】「郵政民営化」で激高!分が悪くなると棒読み……
今日は、衆議院本会議がひらかれ各党の代表質問がおこなわれました。
小泉総理の答弁を聞いてあきれました。――持論の「郵政民営化」のところだけは、大声で机をたたいて激高するのですが、都合の悪い部分では、とたんに声が小さくなって官僚が書いた答弁書をボソボソと“棒読み”する始末です。
挙げ句の果てに、どこまで答弁したのかわからなくなり、答弁もれになったり質問してもいないことに答えたり、答弁書の前を見たり後ろを見たり……ホントに情けないですね。
日本共産党からは、志位委員長が質問しました。
志位委員長は、冒頭、イラクへの自衛隊の年内派兵という方針は、「戦闘地域には送らない」としてきた政府の見解とも矛盾することになると批判しました。
そのうえで、「税金の使い方の改革」として、社会保障を予算の主役にすることを提案しました。そのために、90年代に異常に膨張した公共事業を段階的に削減すること、軍事費を「聖域」とせず大幅軍縮に転じることを提案しました。
つづいて、税制のあり方を問い、消費税大増税は許さないという立場を強調しました。
小泉首相は「私の内閣では上げない」としていますが、社会保障の切り捨てを徹底してやって、国民をギリギリの耐え難いところに追い込んでいって、消費税増税を無理矢理に押しつけるということではないか、と指摘しました。
また、志位委員長は「ルールなき資本主義」といわれる現状を打破し、国民の生活と権利をまもる「ルールある経済社会」をつくる改革を提起しました。
特に雇用を支えるルールとして、長時間労働を是正し「サービス残業」を一掃して、新しい雇用を増やす本格的なとりくみをおこなうことを提案しました。
さらに、安保・外交問題で、こんなアメリカ言いなりの政治を21世紀も続けるつもりかと追求しました。
アメリカ言いなりに、イラク戦争を支持し、いままたアメリカ言いなりにイラクへの自衛隊派兵をすすめようとしている小泉総理の姿勢を批判しました。
最後に、アメリカの無法な戦争への歯止めなき参戦への道につながる“憲法改悪の策動”をただちに中止するようもとめました。
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