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奮戦記

【03.06.11】ムリな大口融資が、りそな銀行の経営危機まねいた

 財務金融委員会では、午前中、りそな銀行の前頭取や関連監査法人などの参考人を招致し、質疑をおこないました。
 午後には、りそな銀行への2兆円資本注入などについて、政府に対する質問をおこないました。日本共産党からは、私が質問に立ちました。

 午前中の参考人質問で、私の質問に答えて、りそな銀行の勝田泰久前頭取は、たいへん重大な事実を明らかにしました。

 りそな銀行の不良債権を含む「要管理先以下」の貸出件数(社数)の0.85%にすぎない特定企業への大口融資(30億円以上)が、貸出金額の55%を占めるというのです。

 これは、関連ノンバンクなど一部特定企業へのムリな大口融資が、不良債権を増やし、りそな銀行の経営悪化をまねいたことを示すものです。

 私は、午後の質疑で、竹中金融担当大臣に「金融庁は、りそな銀行への立ち入り検査でこの事実を掌握しなかったのか」とききました。

 これにたいして、伊藤達也副大臣は「検査の具体的内容は答えられない」としつつも「一般論としていえば、問題があれば是正を求める」と答弁しました。

 しかし、りそな側が提出した「経営健全化計画」のなかでも、関連ノンバンクなどの大口融資先へのムリな融資が経営悪化の原因のひとつとなったことを認めています。

 ということは、「金融庁がまともに是正措置をとってこなかったことを示している。きちんとやっていれば、こんな事態にはならなかった」と批判し、金融庁の監督姿勢への根本的な反省をもとめました。

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えっ? そうなんだ、やっぱりね〜

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