奮戦記
【03.03.31】大臣の辞職で疑惑がいっそう深まった
本日午後、大島農水大臣が辞職しました。
政府・与党は、これで「幕引き」を図りたいのでしょうが、そうはいきません。疑惑がまったく解明されていないからです。
私は、大島大臣の辞職によって、むしろ疑惑がいっそう深まったと思います。
これまで私たちは、元秘書や資金を渡した側を参考人をして招致し、質疑をおこなうべきだと主張してきました。
この野党側の要求にたいして、自民党や公明党はビルオーナーについては認めましたが、それ以外の参考人招致については応じませんでした。
ところが今朝になって、ビルオーナーから参考人招致を事実上拒否するという申し出がありました。これでは、疑惑解明になりません。
野党4党の幹事長・書記局長会談に同席
今日は、野党4党の幹事長・書記局長会談がおこなわれ、日本共産党から市田忠義書記局長が出席しました。
政策責任者も同席するということでしたが、筆坂秀世政策委員長が出席できないため、私が代理で出席しました。
大島問題については、(1)辞職は当然だが遅すぎる、(2)小泉総理の任命責任があらためて問われる、(3)疑惑解明を引き続き要求する、ということになりました。
予算委理事懇で自民・公明が疑惑解明を拒否、「くさいものにフタ」の姿勢を浮き彫りに
夕方5時からひらかれた予算委員会の理事懇談会で、野党側としては、参考人として大島前大臣を追加することをもとめました。<予算委野党理事の記者会見>
ところが与党は、「大臣を辞めたのだから参考人招致の合意は白紙だ」と開き直ったのです。これは、与野党の合意違反になります。
野党は、厳重に抗議するとともに、それぞれの党国対に持ち返って対応を検討することになりました。
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