奮戦記
【02.12.21】許しません!政治を汚す罵詈雑言(ばりぞうごん)
昨日、西東京市の市議選応援に行って、たいへん驚いたことがあります。
それは、公明党・創価学会のあまりにも口汚い共産党攻撃です。――北朝鮮の拉致問題や病院の医療事故など、人の生き死ににかかわることまで持ち出して党略の具にし、日本共産党の悪口をいいふらしているのです。
まったく、ひどいものですね〜!
ほんとに腹がたったので、このさいハッキリ言わせていただきます。
●北朝鮮の蛮行を徹底批判できたのは自主独立の党だから
公明党は、「日本共産党も北朝鮮と同じ仲間だから謝れ」などと言っていますが、冗談ではありません。
日本共産党は、北朝鮮の個人崇拝など異常な政治体制や、大韓航空機爆破事件など人の命を踏みにじる数々の無法行為を、「絶対に許せない」と、もっとも厳しく批判してきた政党です。
だからこそ、20年来、日本共産党は北朝鮮とケンカ別れの断絶状態を続けているのです。どんな外国のいいなりにもならない自主独立の政党だからこそ、スジの通った対応ができるのです。
●公明党こそ、北朝鮮べったりの党ではなかったか
では、公明党はいったいどうだったのでしょうか。
彼らこそ、この30年来、北朝鮮べったりで、公明党委員長が北朝鮮に行って「共同声明」まで出して、金日成を礼賛・賛美しただけでなく、最近にいたるまで、いまの金正日体制まで天まで持ち上げてきたではありませんか。
いったい公明党は、あの大韓航空機事件などの無法行為をなぜ正面から批判しなかったのでしょうか。これでは、公明党こそ北朝鮮とべったりの“兄弟党”だった、と言われてもしかたないではありませんか。
●拉致問題に冷たい公明党、熱心に国会で取り上げた日本共産党
拉致問題でも、後ろ向きだったのは公明党です。
拉致被害者の増元るみ子さんの家族がいちばん怒っていたのは、公明党の浜四津代表代行の冷たい態度だったことも明らかになってきました。
「もっとも熱心に国会でとりあげてきた」のが日本共産党だったと「横田めぐみさんらを救出する会」の本でも書かれています。
1988年に参議院で日本共産党の橋本議員が、拉致問題をはじめて包括的に取り上げました。橋本さんは、北朝鮮がやったのではないかと追及し、政府に「その疑いがある」と認めさせました。
だから、産経新聞の編集局次長でさえ、5年前に「拉致問題をもっとも熱心に国会で取り上げてきたのは共産党」とのべているのです。
公明党の反共攻撃は、やればやるほどボロが出てきます。拉致被害者の家族から、”公明党は何もやってくれなかった”といわれて、テレビで「おわび」までさせられました。
それなのに、拉致問題の解決に全力をあげた日本共産党を攻撃するなど、土台無理な話ですよね。
医療事故など人の命にかかわる問題を党略の具にするなんて!
公明党は、全日本民主医療機関連合会加盟の病院で起こった医療事故・事件を、無理やり日本共産党への悪口に結び付けようとしています。
理由のひとつは「その病院に共産党員がいるから」だというのです。ひどいこじつけですね〜。まったく!
日本共産党の市田書記局長が反論しました。――「この理屈でいえば、その病院に創価学会員がいれば、創価学会・公明党の責任ということになるではないですか」。
医療事故の問題は、それがどういう病院で起きたものであれ、それぞれの事故の原因と病院としての責任を明らかにし、2度と起こさないようにすることこそが問われます。
政治がなすべきことは、全国の特定機能病院(国が指定した82の高度医療を担う病院)だけでも約2年間に1万5000件も発生しているといわれる医療事故の原因を究明し、再発防止のため、医療従事者のありかた、医療機関の体制、医療保険制度の問題などあらゆる角度から検討することではないでしょうか。
それを、他党の悪口に利用することしか考えられない政党に、政治を語る資格があるでしょうか。
●政策そっちのけで他党の悪口だけを言う党に、政治はまかせられない
市民は、これからの西東京をどうするのか、不況のなかで市民の暮らし、福祉をどう守り、発展させるかということが最大の関心事です。
国民健康保険料の値上げ、保育料の値上げ、下水道の値上げで市民の生活を直撃しようとしているのが公明党です。
それなのに公明党は、政策そっちのけで悪口だけをふりまいているのです。ほんとうに驚きました。日本共産党に傷がつきさえすればいいという、ただそれだけのためにやっているようなものです。
いったい、こんな党に政治をまかすことができるでしょうか。
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