奮戦記
【02.11.16】“大きいことは良いこと”ではありません!
昨日の財務金融委員会で、私は、地域金融機関の合併問題について参考人に質問しました。
参考人として招致されたのは、全国地方銀行協会の平澤貞昭会長、第二地方銀行協会の森本弘道会長、全国信用金庫協会の長野幸彦会長、全国信用組合中央会の田附良知会長です。
私は13日(水)の財金委で、塩川財務大臣が「預金量で信金・信組は8000億円、地銀は1兆円を基準に、それ以下のところは合併をしたほうがよい」と発言していることをとりあげ、それは、一律に上から合併を押しつけるもので、地域密着の性格を破壊するものだと批判しました。
そこで、参考人として出席した当事者がどう考えているか聞いてみたのです。
信組の田附会長は「(基準を)聞いてびっくりしている。量的なものでミニマムラインをもうけるのは極めて問題がある」とのべました。
信金の長野会長は「金融機関の適正規模は地域によって違う。1000億円でもその地域で役割を果たしている金融機関もある」とのべました。
第二地銀の森本会長も「規模の大小で物差しを当てるということについて、個人の意見ですがあまり賛成できない」とのべました。
さらに地銀の平澤会長は「規模が大きくなると効率性がよくなるという面もありますが、それによって、地元と密着して相手のふところまで入って金融をやっていく面が失われる」とのべました。
実際に、地域金融を担当している方々は、それぞれ財務大臣とはまったく違う見解を持っていることが明らかになりました。
明日は「伊勢湾シンポ」です
11月17日(日)午前10時30分から、名古屋駅新幹線側出口すぐの「松浦ビル」の会議室で「シンポジウム・伊勢湾の現状と未来――国民の立場で考える」が行われ、私も参加します。
ぜひご参加下さい!!
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