奮戦記
【02.11.13】財務金融委員会で竹中・塩川大臣に質問しました
今日は、財務金融委員会で質問しました。
私は、「不良債権を処理すれば、必要なところに資金がまわる」という考えは、根拠がないと主張しました。
――その理由は、日銀がすでに「過去最大の金融緩和」をやっており、日銀から銀行にはじゃぶじゃぶ資金が供給されている。運用先に困るほどだ。だから、いまは銀行にとって資金不足なのではなく、「資金過剰」といえるのではないのか。
それなら、「不良債権を処理しなければ資金がまわらない」という状況ではない。銀行にとっては「資金不足」に陥っている状況ではないからだ。
――しかも、新生銀行を見ても明らかなように、7兆円を超える巨額の税金を投入して不良債権を処理しても、融資が大幅に低下している。
2000年3月末の7兆5000億円から、2002年3月末の4兆8000億円に減少している。「不良債権を処理したから資金が貸し出しにまわる」というのは、空論だ。
私は、こう指摘しました。竹中大臣は、事実関係を否定できませんでした。しかし「不良債権処理」を繰り返すだけでした。
塩川大臣には、地域金融機関の合併の基準として、信金・信組は預金8000億円、地銀は預金1兆円を基準にすべきだとのべている点を問いただしました。
この基準でいけば、信金の9割、第二地銀の3分の2が合併の対象になる。
私は、すでに合併したところの中小企業や信金の声を紹介して、合併がどんなに地域への金融機能を弱体化させることになるか、具体的な事例をみれば明らかだ、と指摘しました。
「予算委ひらけ」と野党理事が記者会見で表明
予算委員会の野党4党の理事が、懇談会を開きました。
大島農水大臣の前秘書官による公共事業口利き疑惑で、予算委委員会での大島氏の弁明に根拠がないことが、予算委員長に提出された資料を見た理事の報告で明らかになりました。
野党は、共同して大島疑惑の集中審議と前秘書官の参考人質疑を早急に開催するよう、あらためてもとめました。また、経済問題、日朝問題での集中を、同時に求めていくことを確認しました。
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