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奮戦記

【02.10.28】小泉総理と竹中大臣は自分で危機をつくり出している

 今日、メキシコのロスカボスで、小泉総理はこう言ったそうです。
 ――不良債権処理を「加速すると、倒産が起きたり、失業が増えたりして大変じゃないか、と言われるが、ちょっと前までは、早く加速しろという声が多かった。私は当然のことをやっているまでだ」。「竹中経済財政・金融相の基本方針に沿って、与党との調整が進むと思っている。与党も竹中経財・金融相の調整作業を支持してくれている」。

 小泉内閣の「不良債権処理加速策」が新たな不良債権を作り出し、かえって日本経済をだめにしているのではないか。――この点について、私は24日の衆議院予算でとりあげました。
 しかし、今日の発言をきいていると、小泉総理はこれまでの小泉・竹中路線を見直す姿勢がないようです。ほんとうにガンコですね。

 では、公的資金を銀行に注入するのは、簡単にできるのでしょうか。
 いまの法律では、銀行に公的資金を資本注入するばあい、金融危機の「おそれ」があると判断したときでなければなりません。そのときは「金融危機対応会議」を開いて決めることになっています。
 総理は、そのような状況だと判断しているのかと聞かれて、「いまは、まだそういう段階ではない」と答弁しました。現状で、「金融危機のおそれがある」とは判断していないというなら、税金投入はできないはずです。

 ところが竹中プランでは、不良債権処理などを加速して銀行の自己資本が低下したときは税金を投入できるようにしたいというのです。
 銀行にたいして資産査定を厳格にやらせ、これまで不良債権と見なしていなかった資産まで不良債権扱いして処理させ、銀行の自己資本比率をわざわざ下げて金融危機のおそれをつくり出し、公的資金を入れようというのでしょうか。

 こんなことを考えているとすれば、あまりにも危険です。学者が研究室で実験をやる分にはいいでしょうが、これを生きた経済で実験されたらたまりません。失業と倒産で、塗炭の苦しみを味わうのは国民なのです。
 経済危機、金融危機をつくり出す小泉内閣は、早急に退陣していただこうではありませんか。

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わ〜い!!

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