奮戦記
【02.10.16】18日招集の臨時国会の日程が協議されました
今日は、午前10時半から与野党国対委員長会談が開かれ、日本共産党から穀田国対委員長が参加し、私も同席しました。
■衆議院の予算委員会は24日に開かれます
この会談では、18日に招集される臨時国会の日程が協議されました。
18日には衆参両院で小泉首相が所信表明演説を行います。
これに対する各党代表質問は、衆院が21、22両日、参院が22、23両日に行われる予定です。
予算委員会については、日本共産党は「十分時間をとって質疑すべきだ」と主張しましたが、結果的に衆院は24日、参院は25日に開くことになりました。
■党首討論(クェスチョン・タイム)は30日と6日
小泉純一郎首相と野党各党党首の党首討論は、今月30日と11月6日に行うことになりました。法案審議は、28日から始まります。
<記者に説明する日本共産党の穀田国対委員長>
衆院のテロ対策特別委員会は臨時国会では設置せず、特殊法人改革関連法案を一括審議するための特別委員会を衆院に新たに設けることになりました。
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◆「拉致疑惑」を初めて国会でとりあげ道理ある解決方法を提案してきたのが日本共産党です
驚きましたね〜。公明党の神崎党首が昨日の演説で、拉致問題について「社民党や共産党の対応についてもきちんと責任を明確にすべきだろう」とのべたというのです(今日の「朝日新聞」)。
社民党がどうかは別として、日本共産党については事実をよく調べてから言ってもらいたいものです。
第1、国会で最初にまとまった形で「拉致疑惑」を取り上げ、「疑惑」の存在を政府に認めさせたのは、いったいどの党でしょうか。
1988年3月の参議院予算委員会でおこなった日本共産党の橋本敦議員(当時)の質問が最初でした。――橋本議員は、1978年夏に相次いだ行方不明事件について質問し、当時の梶山静六国家公安委員長から「北朝鮮による拉致の疑いが濃厚だ」という答弁を引き出したのです。
これは、政府にたいして「拉致疑惑が存在する」ということを、最初に認めさせた質問でした。
公明党は、このとき何をやったというのでしょうか。質問さえ、まともにやっていないではありませんか。まず、このことを反省すべきでしょう。
日本共産党は、83年のビルマのラングーンでのテロ事件、87年の大韓航空機爆破事件などについても、北朝鮮の国際的な蛮行だと厳しく批判してきました。そのため、北朝鮮からの不当な攻撃を受け、関係を断絶したのです。
第2、このように国際ルールを守らず乱暴なことをやる国に対して、どのように対応すべきでしょうか。
相手がそのような国だからこそ、日本側がカッカして「軍事拡大」路線で対応すればますます危険です。そうではなく、冷静で道理ある態度でのぞまなければなりません。
この面でも、国会で具体的な提案をしてきたのは日本共産党でした。1999年1月と11月の不破委員長(当時)の代表質問で、政府間の交渉のルートを開くように提案したのです。私は、国会の本会議場でこの質問を聞いていました。なかなか道理のある説得力のある提案だと感じました。
公明党は、まともな提案さえしていないではありませんか。
しかも、神崎代表は「共産党は、拉致問題を棚上げにして日朝国交正常化交渉をやるべきだと言った」などと、デタラメなことを言っているようですね。
とんでもないねじ曲げです。交渉ルートを開き、交渉のなかで拉致問題ついても解決をはかるべきだと、道理ある解決の道を主張してきたのが日本共産党です。
いったい公明党は、どんな解決の道を示したというのでしょうか。自分たちは、何らまともな解決の道をしめさないでおいて、きちんとした道筋をしめした日本共産党にたいし事実をねじ曲げて誹謗・中傷する。――こんな卑劣なやり方は、絶対に許せません。――私も、だんだん腹が立ってきました。