奮戦記
【02.08.27】牛肉偽装事件は農水省にも重大責任あり
日本ハムグループの牛肉偽装問題は、どこまで国民を愚弄するのかと言いたくなります。
<写真:日本ハムへの農水省立入調査(時事通信社)Yahoo写真ニュースより>
帳簿上、いったんはゴミとして廃棄していた悪臭を放つ牛肉を「品質保持期限内」として、国に買い取り申請していたというのですから、話になりません。
国民の税金が、このような詐欺行為で無駄に使われたようなものです。とんでもないことです。
これは、日本ハム側の新たな不正報告を受けて農水省が現物調査した結果を同日発表したことによって明らかになったものです。
. <武部農水大臣>
記者会見した農水省の本川一善食肉鶏卵課長によると、現物調査では「冷凍状態でも相当におう」状況だったといいます。
農水省は、外箱の表示などからこの牛肉が品質保持期限内であると推定し、法的には買い取り対象となり得ると結論付けたのです。
この牛肉は、日本ハムの姫路営業部が廃棄を決め、帳簿上抹消したものでした。しかし、買い取り制度のスタートで急きょ伝票を操作し申請しました。
本川課長は「ごみを国産牛肉に偽装したわけで、道義的には問題だと思う」としながらも、「買い取り事業の対象として、腐っているかどうかは要件ではなく、対象外でないとは言い切れない」などと苦しい説明に終始しました。
<福田官房長官>
福田康夫官房長官は、今日午前の記者会見で農水省の責任について「(業界と)行政との関係で体質的な問題があるとすれば、双方が弊を改めなければならない」と述べざるをえませんでした。
もはや、農水省も同罪だといわなければなりません。
.
. <わが事務所からみえる本日の青い空、白い雲>

.
お見通しだい!
