奮戦記
【02.06.29】失業率悪化が示す「底入れ宣言」の底割れ
総務省が発表した5月の労働力調査では、完全失業率は前月比0.2ポイント上昇して5.4%となり、昨年十二月の過去最悪水準(5・5%)に迫っています。<グラフは「赤旗」29日付より>
小泉内閣は景気の「底入れ宣言」をしましたが、雇用悪化は依然、高水準で推移しています。とくに、正社員など常用雇用者の落ち込み(126万人減、10カ月連続)が激しく、5月は過去最悪を更新しました。女性は46万人減と大幅減少(4月は16万人減)し、女性正社員にリストラの矛先が向かったものとみられます。
就業者も、前年同月を14カ月連続して下回る117万人減の6356万人。1954年1月の132万人減に次ぐ過去二番目の減少数となっています。
大企業の身勝手なリストラ・人減らし、下請中小企業いじめ、ルールなき生産拠点の海外移転(国内産業空洞化)などが原因と考えられます。
激戦・東大阪市長選挙
大激戦の東大阪市長選は、いよいよ明日が投票日です。<写真は長尾淳三市長(「赤旗」29日付)>
再選をめざし「明るい東大阪をつくる会」が推薦する長尾淳三候補(50)は、市内各地で、かれかけた声をふりしぼり「東大阪で第二期民主市政を実現することは、全国に民主市政の流れをさらに推し進めることになる。河内のど根性で全国に河内の庶民の元気さを示そう」と訴えています。
「明るい会」は、清潔・公正な市政への大転換、全事業所訪問など中小企業対策の抜本的強化、くらし、福祉、教育対策の充実、同和事業の終結にふみだすなど、この四年間の長尾市政の実績を市民に訴え、なんとしても勝利をと最後の総決起を呼びかけています。
.
.

.
このお猿さんはどこにいるかというと……

ここにいるのです!!
