奮戦記
【01.11.23】岐阜県・国府町で「市町村合併を考えるシンポジウム」
朝8時、東京発の新幹線「のぞみ」で名古屋。乗り換えて高山へ。
岐阜県の国府町でおこなわれた「市町村合併を考えるシンポジウム」に主催者側のパネリストとして参加しました。
<国府町民会館ホール>

驚いたのはパネリストの顔ぶれです。岐阜県の知事代理を務めている飛騨地域振興局長の船坂勝美さん、高根村村長の中井勉さんにパネリストとして参加していただき、それぞれの立場から自由に発言していただいたのです。
そして会場には、地元国府町の北村喜治町長をはじめ、高山市商工会議所の会頭、久々野町の町長、それに行政の保守系議員、など地域の有力者が参加しました。
参加者は、130人におよびました。
<パネリストのメンバー>

おもしろかったのは、賛成論、慎重論、反対論などが、つぎつぎととびだして活発な議論がおこなわれたことです。
私は、結論として───市町村合併の最終的なねらいは、国にとっての「安上がりの自治体づくり」ではないか。町村などの小規模の自治体をなくして、地方交付税などの国の負担を減らして大都市のゼネコンに有利な「大型開発」をすすめるためではないか、と思いました。
<会場の入り口>

大事なことは、そこに住んでいる住民が、どのような地域をつくっていくのか、どのような自治体にするのかということではないでしょうか。
とくに、21世紀に向けて中山間地の果たす役割は大きいと思います。国土の保全や地球環境を守る上で大きな役割を果たしていかなければならないのですから、小規模の自治体こそもっと国がてこ入れすべきなのです。
「今日のシンポは熱気がこもっていたな〜」という感想が、帰り道で聞こえました。
●今年の飛騨地方への観光客は例年に比べて増えています。
昨年は250万人程度ですが、今年は350万人になるのではないか、といわれています。
これで景気回復への一歩となるといいのですが……。
<高山の駅前。にぎわうおみやげ屋さん>

●シンポの後、参加者に感想を聞きながら「赤旗」購読と入党の訴えをおこないました
