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奮戦記

【01.10.27】都銀は5年間で12兆円の株式売却益──税金投入に道理ない

 私は、昨日の財務金融委員会に資料を提出しました。<写真
 大銀行はこの間、株保有していた株式をどんどん売却して、莫大な利益を手にしてきました。これが「益出し」と言われるものです。表は、大銀行の中核を占める都銀だけをまとめたものですが、都銀9行だけでもこの5年間で実に12兆円もの益出しをおこなっているのです。売却損は1兆円強ですから、それを差し引いても10兆円以上の利益をふところに入れているのです。

 それだけではありません。大手銀行16行をとってみると、益出しのための株式売却益の総額は、16兆4025億5900万円にものぼります(金融庁資料)。
 これは、銀行のふところにまるまる入った金額です。保有株式の売却によって、こんなに利益を上げているのだから、税金を使った支援の必要はまったくありません。
 ところが、株が下がりそうだからといって、銀行が保有している株を買い入れる機構までつくってやり、その株価が低落したら国民に負担してくれというのは、あまりにも虫が良すぎる話ではありませんか。


中村福治著『金石範と「火山島」』出版祝賀会に出席しました



 私の大学時代(小樽商科大学)の友人である、中村福治・立命館大学教授の出版祝賀会に出席し、学生時代の友人と久しぶりに交流しました。
 中村福治さんは、40代で在日作家の金石範氏の『火山島』(全七巻)に魅せられ、韓国に留学した学者です。小説「火山島」は、1948年から49年にかけて米軍政下の南朝鮮を舞台に、住民大虐殺をもたらした済州島4・3事件と親日派処断問題を2大支柱として構成された金石範氏の一大長編で、毎日芸術賞を受賞した作品。中村福治氏さんは、これを単なる文学評論としてではなく政治・社会的視点から論じたものです。
 私たちは、彼を「福ちゃん」という愛称で呼んできました。福ちゃんは、小樽商大の学生時代、自治会選挙で私と一緒に立候補した一人。私が委員長候補、彼が書記長候補でした。祝賀会には、学生時代のなつかしい友人が集まりました。

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