奮戦記
【01.10.15】参戦法の衆議院強行をめぐって国会が緊迫
今日も9時から6時まで、テロ特委(参戦法を審議する特別委員会)がひらかれました。
<右の写真は、特別委員会が開かれる第一委員室。委員長席には加藤紘一委員長>
日本共産党は山口富男議員が質問しました。防衛庁長官は、戦闘地域とそうでないところの区分けは「難しい」といいながら、トマホークを発射することは「戦闘行動ではない」「戦闘地域ではない」といい、直撃するところが「戦闘地域だ」などと、苦しい答弁をせざるをえませんでした。
<衆議院の議員面会所で緊急集会>
12時15分から、議面での集会が開かれ、わたしが国会の動きを報告しました。
自民党国対委員長から、各党に党首会談の申し入れがありました。小泉総理が韓国から帰ってから、まず与党(自民、公明、保守)の党首会談をおこない、その後、夜の8時頃から野党との党首会談を個別に開きます。
自民党は、あす法案を強行する構えです。自民党が公言しているのは、午前中に締めくくり総括質疑をおこない、昼に採決を強行し、午後1時から、本会議を開いて討論、採決をおこなうというものです。これは絶対に認められません。
民主党の態度もでたらめです。「事前の国会承認」を入れれば賛成するというのです。しかし、この法案はもともと憲法違反のもの。これに「事前承認」を入れたからといって、本質は何ら変わるものではありません。
その後、「小泉純一郎首相(自民党総裁)と民主党の鳩山由紀夫代表が15日夜、首相官邸で会談したが、物別れに終わった」というニュースが伝わってきました。
「事前承認」を求める民主党と、「事後承認」までしか認められないとする政府・与党の主張が平行線のまま、首脳同士の直談判に持ち込まれたが、結局決裂し、同党は法案採決で反対するそうです。何はともあれ、民主党が法案に反対すること自体はいいことです。