アドレス(URL)を変更していますのでブックマークされている方は変更してください。
<< ホームへ戻る

奮戦記

【01.10.10】「報復戦争参戦法」案の審議をめぐり緊迫

 今日、午前中に参議院の予算委員会がおこなわれ、日本共産党から筆坂議員が質問にたちました。───ほんらい、参議院の予算委員会は昨日と今日まるまる2日間で質疑をおこなう予定でした。ところが、自民党が予定していた自分たちの質疑時間を放棄したのです。いったい、国会を何と心得ているのでしょうか。
写真は、参議院予算委員会で質問する日本共産党の筆坂議員

 そのため衆議院で、今日1時から衆議院の本会議が開かれることになりました。そこで、この法案の提案理由の説明があり質疑がおこなわれました。日本共産党からは、木島日出夫議員が質問に立ちました。
 また、設置された特別委員会は夕方から開かれ、法案の趣旨説明が行われました。明日からは、NHKのテレビ入りで2日間で一巡の質疑が行われます。

 すでに、これまでの質疑で、小泉内閣は論理的に破たんしていると言わなければなりません。それは、筆坂質問で明らかになった次の3点からも明らかです。

 ───第1。
 たとえば、小泉首相は「戦闘地域には行かない」「武力行使はしない」と答弁しています。しかし、法案でやろうとしていることは、補給(油、水、食事の提供)、輸送(兵隊や物品=武器・弾薬)、修理及び整理(米軍の兵器)、通信などです。───これは、どこから見ても兵站そのものであり、後方支援以外の何ものでもありません。これなしには戦争ができない性格のものです。まさに、集団的自衛権の行使そのもので、憲法違反は明白です。

 NATOが集団的自衛権の発動として決めた8分野の支援があります。それは、日本がやろうとしていることとまったく同じ内容なのです。ですから、日本がやろうとしていることは、集団的自衛権ではないと、いくら開き直っても世界に通用するものではありません。
 小泉首相は、筆坂議員への答弁で、「日本は、世界と違う」と言いました。要するに、世界に通用しないということを、みずから認めてしまったのです。

  <参議院予算委で苦しい答弁をする小泉首相(NHK)

Share (facebook)

このページの先頭にもどる