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財政(予算・公共事業), 金融(銀行・保険・証券)

2013年11月06日 第185回 臨時国会 財務金融委員会 【750】 - 討論

特別会計改革法案に対して反対討論

 2013年11月6日、財務金融委員会で、特別会計改革法案が審議され可決しました。佐々木憲昭議員は、質問と討論を行い、この法案に反対しました。

議事録

○林田委員長 これより原案及び修正案を一括して討論に入ります。
 討論の申し出がありますので、これを許します。佐々木憲昭君。
○佐々木(憲)委員 日本共産党を代表して、特別会計に関する法律等の一部を改正する等の法律案に反対の立場で討論を行います。
 本法案に反対する理由は、外国為替特別会計の外貨資産の運用を外部の民間金融機関に委託できるように改定する点です。
 為替相場の安定を目的とする外為特会の資産運用については、安全性と流動性の確保を最大限重視し、収益性を制限するとしていたものを、なぜ民間委託で運用益の拡大を目指すのか、明確な説明はなされませんでした。外為特会の資産保有の目的から見て、高い委託手数料などを支払ってまで、現在の利回り以上の収益を求める必要性がないことは明白です。
 日本銀行は、本改定とは逆に、近年の国際金融資本市場における環境変化を踏まえ、従来以上に安全性と流動性を重視した管理を行うことが適当と判断し、昨年5月に、外貨資産の運用の民間金融機関への外部委託を中止いたしました。外為特会も資産をリスクにさらすのではなく、日銀に倣い、債券インデックスをベンチマークとしたパッシブ運用など、リスクを最低限の範囲に限定した資産運用を行うべきであります。
 他の改正部分については若干の改善もありますが、以上の諸点を総合的に判断し、本法案には反対いたします。
 なお、みんなの党の修正案については、賛同できる部分もありますが、国債整理基金特会への定率繰り入れを廃止する点については見解を異にしますので、賛成できないことを申し添えます。
 以上であります。
○林田委員長 これにて討論は終局いたしました。



○林田委員長 これより採決に入ります。
 特別会計に関する法律等の一部を改正する等の法律案及びこれに対する修正案について採決いたします。
 まず、小池政就君提出の修正案について採決いたします。
 本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林田委員長 起立少数。よって、本修正案は否決されました。
 次に、原案について採決いたします。
 原案に賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○林田委員長 起立多数。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。

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