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雇用・労働

2011年12月09日 第179回 臨時国会 議運 【652】 - 発言

派遣法改定案を継続 議運で反対表明

 第179臨時国会閉会日の2011年12月9日、衆院本会議は、労働者派遣法改定案を継続審議とすることを民主党などの賛成多数で決めました。

 本会議に先立つ議院運営委員会で、佐々木憲昭議員は、継続審議に反対の意見表明を行いました。
 佐々木議員は、民主党が自民・公明両党と合意し、不十分な政府案すらも骨抜きにする「修正」をして7日に厚生労働委員会で可決したことを厳しく批判し、「継続は到底認められない」と反対しました。
 佐々木議員は、法案が2010年4月に提出され、重要法案として審議入りしながら、1年7カ月余りたなざらしにされてきたと指摘。それを、今国会の会期末になって突然、民自公3党が「修正合意」し、わずか3時間の質疑で可決を強行したことは「言語道断だ」と厳しく批判しました。
 修正内容も、「製造業・登録型派遣の原則禁止」という政府案の根幹部分を丸ごと削除し骨抜きにするものであり、「法案の提案理由そのものの否定だ」と指摘しました。
 また、抜本改正を求める労働者・国民の声が高まり、民主党が09年総選挙でマニフェストの中心政策を掲げてきた法案を投げ捨てて恥じない態度は、「労働者・国民の期待を真っ向から裏切るものだ」と強調しました。

議事録

○小平委員長 次に、厚生労働委員会の審査を終了した労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律等の一部を改正する法律案の閉会中審査に関する件についてでありますが、佐々木憲昭君から発言を求められておりますので、これを許します。佐々木憲昭君。
○佐々木(憲)委員 労働者派遣法改正案の継続に反対の意見表明を行います。
 労働者派遣法改正案は、昨年、2010年4月6日、174国会に鳩山内閣が提出し、同年4月16日の本会議で重要広範議案として総理出席のもとで審議を開始し、続いて、厚生労働委員会で与野党一巡の質疑が行われただけであります。この中で、総理交代の政局のもとで委員会審議を中断し、以後、総理が二度交代し、三代の内閣、五国会にわたって継続審議の手続がとられてきました。
 この間、我が党は、徹底審議を求め、とりわけ派遣労働者の意見を聞くための参考人質疑開催を繰り返し要求しましたが、一度も実現しないまま、法案は、1年七カ月余りの間、たなざらしにされてきたのであります。
 ところが、今国会の会期末になって、突然、民主、自民、公明三党で合意したという修正案が提出され、12月7日、わずか3時間の質疑で修正可決を強行したのであります。国会審議をないがしろにするやり方であり、言語道断であります。
 しかも、修正の内容は、製造業務派遣、登録型派遣の原則禁止という、法案の根幹部分を丸ごと削除し、骨抜きにするものであります。政府案にはもともと重大な抜け穴があり、不十分なものだと私たちは批判してきましたが、曲がりなりにも派遣労働への規制を強化しようという根幹部分を削除したのでは、法案の提案理由そのものの否定であり、断じて容認できません。
 そもそも、派遣法改正は、2008年のリーマン・ショック後、派遣切りが社会問題になる中、抜本改正を求める労働者、国民の声が高まり、政治課題となってきたものであります。09年総選挙で、民主党は、マニフェストの中心政策として労働者派遣法の抜本改正を掲げ政権交代をなし遂げ、その民主党政権のもとで、労政審で労使がぎりぎりの調整を経てつくったというのが政府案でありました。それすらも投げ捨てて恥じない態度は、労働者、国民の期待を真っ向から裏切るものと断じざるを得ません。
 以上、民主党が不十分な政府案すらも骨抜きにする修正を委員会で可決する態度をとるに至ったもとで、本法案の継続は到底認められません。
 以上であります。
○小平委員長 それでは、本法律案は、本日の本会議において閉会中審査の議決をするに賛成の諸君の挙手を求めます。
    〔賛成者挙手〕
○小平委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

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