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その他

2010年11月18日 第176回 臨時国会 議院運営員会 【584】 - 発言

議運委員会で国会議員歳費削減法案について発言

 2010年11月18日、衆院本会議で、公務員給与を引下げる案が可決されました。日本共産党は、公務員労働者の生活を圧迫し地域経済を冷え込ませるとともに、庶民に増税を押しつけるねらいがあるとして反対しました。
 また、国会議員の歳費を国家公務員に準じて引下げる案が、日本共産等を含む賛成多数で可決されました。

 本会議に先立つ議院運営委員会では、公明党が歳費を1割削減する修正案を提出しましたが、民主党の反対で否決されました。日本共産党は、賛成しました。
 議院運営委員会で、佐々木憲昭議員は、「国民に痛みを押しつけることとセットで歳費を削減するという主張にはくみしないが、いまの経済状況や国民感情を考えて賛成する」と発言しました。

議事録

○川端委員長 これより会議を開きます。
 まず、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部改正の件についてでありますが、庶務小委員長から報告のため発言を求められておりますので、これを許します。松野頼久君。
○松野(頼)委員 国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部改正の件についてでありますが、庶務小委員長であります私から御報告いたします。
 本案は、人事院勧告に伴う内閣総理大臣等の特別職の職員の給与改定に準じて、議長、副議長及び議員の歳費月額の引き下げ等を行うものであります。
 本案は、本日の庶務小委員会において、賛成多数で小委員会の案として決定したものであります。
 以上、御報告申し上げます。
○川端委員長 この際、庶務小委員長の起草案に対し、遠藤乙彦君から修正案が提出されております。
 提出者から趣旨の説明を求めます。遠藤乙彦君。
○遠藤(乙)委員 ただいま議題となりました国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、公明党の修正案の内容を御説明申し上げます。
 本年8月の人事院勧告に基づき、政府は、勧告どおり、一般職の給与を1・5%引き下げる法案を今国会に提出いたしました。
 ただいま庶務小委員長提案の議員歳費の削減案では、公務員給与引き下げに準拠する形で国会議員の歳費を引き下げることとしております。
 しかしながら、菅総理は、本年9月の民主党代表選挙の公約において、国家公務員人件費の2割削減に向け、人事院勧告を超えた削減を目指すとしており、庶務小委員長案は、この公約をほごにするものと言わざるを得ません。
 政府は、来年の通常国会に国家公務員給与引き下げ法案を改めて提出したいとの意向を示していますが、国家財政がまことに厳しい現実を考えると、国会議員がまず率先してその範を示すことがなければ、公務員に人事院勧告を超える給与削減を求めることはできません。
 したがって、今国会での議員歳費の削減に当たっては、公務員給与削減幅を大幅に超える削減が必要と考え、当面の暫定措置として、1年間、国会議員の歳費を10%削減することとしたものであります。
 なお、12月の期末手当が人事院勧告に準拠して減額調整されることにかんがみ、この10%削減は、来年1月から実施することとしております。
 以上が、提案の趣旨及びその内容であります。
 何とぞ、御理解の上、速やかに御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○川端委員長 以上で趣旨の説明は終わりました。
 この際、発言を求められておりますので、順次これを許します。菅義偉君。
○菅(義)委員 今の遠藤公明党理事の案に、趣旨に賛同して、私ども賛成いたします。
○川端委員長 佐々木憲昭君。
○佐々木(憲)委員 国会議員の歳費等の1割引き下げの修正案については、国民及び公務員一般職に痛みを押しつけるということとセットで国会議員も身を削るべきだという主張がありますけれども、我が党は、その立場にくみするものではありません。
 ただし、厳しい今日の経済情勢のもとでの国民感情を考慮して、この案に賛成いたします。
○川端委員長 採決いたします。
 まず、遠藤乙彦君提出の修正案について採決いたします。
 本修正案に賛成の諸君の挙手を求めます。
    〔賛成者挙手〕
○川端委員長 挙手少数。よって、本修正案は否決されました。
 次に、庶務小委員長から報告のありました起草案を委員会の成案と決定するに賛成の諸君の挙手を求めます。
    〔賛成者挙手〕
○川端委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。
 次に、ただいま決定いたしました成案を委員会提出の法律案とするに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○川端委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

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