東海での活動
東海での活動 − ブロックでの行動、愛知県、地域経済振興・不況打開
【09.08.07】愛知タクシー業界と懇談
2009年8月7日、佐々木憲昭前議員は、愛知県内のタクシー会社会長と名古屋市タクシー協会を訪問して懇談しました。
中川タクシー会社会長と懇談
中川タクシー会社会長、石川優氏と懇談しました。
佐々木前議員は、「規制緩和」後のタクシー業界の影響や実状についてお聞きするとともに、今後の要望等についてたずねました。
石川会長は、小泉「改革」の自由主義路線に疑問をなげかけ、「規制緩和」以降、需要と供給のバランスが崩れ大変な状況になっていると指摘しました。
また、タクシー業界は、「基本的に景気の変動に左右されやすく、タクシー需要はストックしておくことができない」「暇なときに走っても儲からない」「平準化すると無理がくる」とそのギャップの大きさに苦労しているとお話しされました。
また、具体的要望として、「福祉タクシーへの助成を強めてほしい。減車しないとペナルティーとなる制度を改善してほしい」と言われました。
さらに、佐々木前議員が、民主党への追い風が吹いているが、「筋が通った『重し』になる政党が必要」と述べると、石川会長は、「これをいうと変人扱いされるが、おっしゃる通りだと思う。正しいことを正しいと貫ける党がなければダメ」と言っていただきました。
この懇談には、愛自交・太田孝雄委員長、同・竹市文雄書記長、党愛知県委員会・植田労働部長がご一緒に参加しました。
名古屋市タクシー協会を訪問
名古屋市タクシー協会では、専務理事・永山明光氏から、資料をもとに現状を説明していただきました。
そのなかで、特に、タクシー業界が高齢化していること、不況の影響で、他の業界から流れてきて、昨年6月の募集では、登録人員が875名も増加したことを指摘しました。
その一方で、厳しい労働条件を反映して辞めていく人も多数いる等々の実態についてお話しがありました。
燃料費の高騰も影響が大きく、11年ぶりに運賃改定したけれど、史上最悪となっており、「100km走ってもお客は33kmしか乗っていない。67kmは空車で走っているようなもの」と述べました。
また、タクシーの規制緩和は現状に合わない。安全性・公共性のことをもっと考えるべきだとの指摘がありました。
今度の選挙では、国民が自民党政権にお灸をすえたいという気分があるが、日本共産党については、「信念が変わらないところが立派だ。せめて10数議席になればイメージがよくなる」と指摘されました。