東海での活動
【02.12.09】米軍・自衛隊の「東富士演習場使用協定」違反に抗議
2002年12月9日、佐々木憲昭議員は、静岡県の皆さんとともに、防衛庁に申し入れをおこないました。
防衛庁には、軍・自衛隊の「東富士演習場使用協定」違反に抗議しました。
これまで、日米共同訓練の実施にあたっては、住民の命と安全、財産を守るために最低限の規制として、御殿場市、裾野市、小山町とのあいだで「演習場使用協定」が締結・運用されてきました。
しかし、11月9日から20日までの間おこなわれた日米共同訓練では、武装した米兵が道路を横断・通過する(11月18日)協定違反が確認されました。
これにたいして、防衛庁の説明は「道に迷った米兵3名が通ったもので、申し訳ないと言っていた。再発防止に尽くしたい」と述べました。
写真で事実を指摘する平賀たかしげ前衆議院議員
さらに、つぎのような協定違反の事実を追及しました。
「周辺住民に危険を感ぜしめ、または迷惑を及ぼすような演習行為はおこなわない」ことも約束していたが、実際には国道469号上のヘリコプターの通過では、超低空でススキの丈すれすれに通過していたこと、模擬地雷と見られるものを配置し通行人に避難を求め、爆薬をしかけ爆発させたこと。
また「自衛隊と米軍が演習場内の同一地域を同一時間帯に使用しない」との協定事項がありながら、自衛隊の車両が水タンクを牽引し米軍と行動をともにする動きや、八王子ナンバーの超高圧洗浄車も同行していたこと。
これらの要請にたいしては、防衛庁はあいまいな対応に終始しました。
静岡県の党議員団などの代表は、「国は、自衛隊と米軍による東富士演習場使用協定違反を謝罪すること」「協定遵守にたいする確約を自衛隊と米軍に対して要請すること」などを厳しく求めました。