憲昭からの発信
憲昭からの発信 − 寄稿文
【07.02.01】財界分析の本に激励赤旗
「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページ 連載コラム
2007年2月1日
通常国会の冒頭、安倍首相の施政方針演説で使われている「イノベーション」「成長」などの言葉をきいて、日本経団連の御手洗会長の言っていることと、まったく変わらないと思いました。
日本経団連は、元旦に「御手洗ビジョン」を発表し、すべての国の政策を巨大企業の「成長」のために動員しようとしており、国民にその犠牲を押しつけています。
ところで、その財界戦略を分析した私の編著『変貌する財界―日本経団連の分析』(新日本出版社)は、販売開始1週間で増刷となり、多くの方々から励ましのメッセージをいただいております。
――「一気に読みました。難しいかなと思ったけど、わかりやすく、堅いテーマのわりに“なるほど!”と納得できる著作です」。また「帰りの電車で読み始めたら、いや〜面白い!…日本経団連の戦略の動きにグイグイ引き込まれました。労働者の闘争心に火をつける本だと思いました」。……ありがたいですね。
こんどの国会でも、財界・大企業の露骨な政治支配とたたかい国民の暮らしを守る、しっかりした論戦が必要です。皆さんの励ましに応え、150日間の通常国会を全力でたたかいぬく決意です。