憲昭からの発信
憲昭からの発信 − 寄稿文
【03.09.21】大企業の重大災害が発生民報
「愛知民報」『ともに歩む』
2003年9月21日
エクソンモービル名古屋油槽所のガソリン・タンク火災事故、新日鉄名古屋製鉄所構内のガスホルダー・タンク爆発。……従業員に死傷者が出たり周辺住民にも被害が出るなど、たて続けに大企業の重大災害が発生しています。
私は、九月三日に発生した新日鉄の爆発事故後、小選挙区予定候補の神谷とおるさんや東海市の虫明、松井、辻井各市議の皆さんとともに、半田労働基準監督署、東海市消防署、東海市役所を訪れ、事故原因の徹底調査、防災対策の確立などについて申し入れをおこないました。
そこでわかったのは、あれだけ重大な事故を起こしたにもかわらず、新日鉄からは、消防にも、市役所にも、警察にも、いっさい連絡がなかったという事実です。
東海市の消防署では、市民からの通報があり新日鉄に問い合わせて事故を確認。東海市では、新日鉄に問い合わせても情報が得られず、やむなく新日鉄側の記者会見に人を派遣して事実を確認するというありさまでした。新日鉄の側に災害を内密にしておこうという閉鎖的な体質があることは明らかです。
利潤第一主義で安全軽視の大企業にはっきりものを言い、社会的な責任を求めていく。――それができるのは日本共産党しかないと、あらためて痛感しました。