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第578号☆10月26日 今週も、引き続き力いっぱい頑張ります
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2014/10/26 第578号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇
皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
今月は、全国各地で「赤旗まつり」が開催されています。私は今日、大分県の「赤旗まつり」に参加してお話をしました。会場となった大分県高尾山自然公園県民広場は、緑に囲まれた穏やかなところで、爽やかなそよ風も吹き青空も覗くなど、絶好の“まつり日和”となりました。その様子は、私のFacebookでご覧下さい。11月1〜3日には、中央の赤旗まつりです。
この1週間、安倍内閣に激震が走りました。小渕優子経済産業大臣と松島みどり法務大臣の2人の女性閣僚が、10月20日に辞任したからです。まったく同じ日に、「政治とカネ」にまつわる別々の問題で閣僚が2人も辞めるのは前代未聞の事態です。しかし、辞めたからといって疑惑を免れることはできません。
小渕さんについて言えば、選挙区の地元有権者の観劇会を催し、その経費の大半を小渕優子後援会と自民党群馬県ふるさと振興支部が負担していたこと、これが問題の焦点です。しかも、肩代わりした後援会と支部の収入は、ほとんどが企業・団体献金とパーティの利益だったのです。これが、小渕さん自身が提出した「政治資金収支報告書」に書かれている内容です。
観劇会の費用の肩代わりは、「利益供与」や「供応接待」にあたり、公職選挙法違反に問われます。小渕さんが、そうではないという証明をきちんとしない限り、議員資格を問われる深刻な問題です。安倍総理は「私に任命責任がある」と言いました。それならどう責任をとるのか、明らかにすべきです。
小渕さんの後継者として、経済産業大臣に指名された宮沢洋一氏は、何と、東京電力株を保有していたというのです。驚きました。そして、東日本大震災以降一度も福島に行ったことがないというのです。東電株の保有は、明らかに「利益相反」にあたり、再稼働の判断をすれば株保有が政策判断に影響したと見なされるでしょう。
こんな組閣しかできない安倍総理には、そろそろ「退陣願いたい」というのが少なからぬ皆さんの気持ちではないでしょうか。今日の「読売新聞」の世論調査では、内閣支持率は9ポイントも低下しました。(消費税10%への引き上げに反対する世論は71%に達しています)。
それにもかかわらず、世論に逆らって、安倍内閣は危険な暴走を続け、秘密保護法も12月10日に施行しようとしています。私は10月24日(金)、内閣委員会で秘密保護法の政令・運用基準について質問しました。
安倍内閣は、特定秘密保護法に基づいてチェック機関をつくるから重層的なチェックができるといい、内閣府に置かれる独立公文書管理監も「独立・公正な立場」で検証・観察すると説明しています。
しかし、内閣府も内閣官房のばあいも、そのトップは総理大臣ではありませんか。内閣総理大臣は、内閣府の長として、内閣府の特定秘密を指定するだけではなく、内閣官房の特定秘密も指定するのです。それを、同じ内閣府に設置される独立公文書管理監(その下に情報保全観察室がある)がチェックできるのでしょうか。
質疑のなかで、管理監が「資料を出せ」と言っても、総理が「出さない」と言って「疎明」(理由の説明)すれば、それ以上は進まないことが明らかになりました。内閣官房に設置する保全監視委員会も、同じことです。
総理が指定したものをチェックするのは総理なのです。内閣が身内をチェックする機関をいくら作っても、重層的でもなんでもなく、チェック機関としての意味をまったく持たないのです。
私は、政府が現在もっている「特別管理秘密」(その多くが特定秘密に移行する)はいくらあるのか、と聞きました。その答えは47万2000件で、内閣官房がいちばん多く35万3000件、次は防衛省で5万6000件、外務省は2万2000件、公安調査庁は1万5000件、警察庁は1万4000件などということでした。
現在の「特別管理秘密」の4分の3が内閣官房に集中していることも明らかになりました。
核密約問題で、問われたのが、総理大臣自身が自らに都合の悪い密約を隠し、国民と国会にウソをついてきたことです。今日の質疑で、独立公文書管理監が、首相のウソをチェックできないことが明確となりました。
結局、内閣総理大臣の意向ですべてが決まるという仕組みです。総理の言うがままの組織、総理の独裁体制をつくるようなものではありませんか。こんな法律は、廃止するしかありません。
私は今週も、倫理選挙特別委員会、財務金融委員会、内閣委員会で、それぞれ質問することになっています。引き続き、力いっぱい頑張ります。
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