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　 日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--*　憲 昭 ｅ た よ り　*--*--*--* 2014/3/2　第547号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

　皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
　ぐずついた天気が続いていますね。皆さんのところではどうですか？　それでも、春に向けて一歩一歩、近づいている感じがします。梅の花もほころびました。――梅は咲い〜たか、桜はまだかいな〜――これは、江戸端唄（はうた）のひとつ。『梅は咲いたか』の出だしの句です。

　国会は先週末、来年度予算案が与党によって強引に衆議院を通過させられました。私たちは、まだまだ審議が尽くされていないと主張したのですが……。多勢に無勢でまことに残念な思いです。――論戦の舞台は、明日から参議院に移ります。

　私自身、先週は、財務金融委員会で2回の質問と討論、予算委員会で分科会質疑と総括質疑、本会議での討論と、あわせて6回の質疑・討論を行いました。その準備も大変でした。ひとつの質問が終わらないうちに、次の質問の準備をしなければならなかったからです。今年に入っていちばん忙しく過ごした1週間でした。
　それぞれの質疑・討論の詳しい内容は、facebookとホームページをご覧下さい。

　財務金融委員会では、国税2法案について審議しました。正式名称は「所得税法等の一部を改正する法律案」と「地方法人税法改正案」です。法案関係資料は、前者が2分冊、後者が1冊。あわせて10センチになるほどの分厚さです。
　その写真をtwitterやfacebookに載せたところ「これは官僚のイヤガラセですか？」とか「押し花の季節にはまだ早い」などの面白い反応や、「電子化すればいいのにと思いますが、データだと容易に検索されて矛盾を追及されるからですかね(笑)」というのもありました。
　他方、専門家からは、「ネットで検索していますが、PDF細切れで、目次がないので、当たりをつけて探すのが大変です。最近の改正は、法律一本で一気に変える方法がとられるので、困ります。……正直分かりやすくしてほしいと思っています。一般国民には、考える余裕を与えないってことか、と言いたくなってしまいます」。
　いずれにしても、この法案をわずか9時間程度で通そうというのは、拙速すぎると思います。私は、最後まで充実した審議を求めました。

　予算委員会の総括質疑では、安倍総理に質問しました。テーマは、政党のあり方、政党助成金と企業団体献金についてです。国民に消費税増税を押しつけ、税金から政党助成金を懐に入れる。その一方で法人税の減税を行い減税を受ける大企業から政治献金を受け取る。――これは、税金の自民党への二重の還流です。
　1995年に政党助成金の制度が導入されてから今までに、政党助成金は5996億円も交付されました。約6000億円です。この巨額の税金を33の政党が山分けし、消えていった政党は25もありますと紹介すると、予算委員会には「ほーっ」という声が広がりました。

　予算委員会・分科会の質問では、「雇用促進住宅に住んでいる住民を追い出すな」と追及。田村厚生労働大臣は「丁寧に対応する」と答えました。インターネット中継で見ていた住民の方々から「よく言ってくれた」と電話がありました。

　先週のfacebookで、いちばん反応があったのは「赤字の税務署」の一覧表です。5000人以上の方々に見に来ていただき、100人以上の方々にシェアしていただきました。赤字になる理由は、消費税収よりも還付が多いからです。そんな税務署が10箇所もあるのです。すべて輸出巨大企業の城下町の税務署です。この内容については、財務省も認めました。

　国会では、ひとつひとつの質疑を、国民の立場から事実にもとづき丁寧かつ厳しくただすことが求められています。引き続き頑張ります。

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