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メールマガジンバックナンバー

第343号☆9月19日 総選挙後はじめて開かれた特別国会は…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2009/9/19 第343号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 「シルバーウィーク」の連休に入りました。皆さんはどのようにお過ごしですか? 私は今日、岐阜県の党県委員会総会に出席し、総選挙でのご支援に感謝するとともに、新しい国会がどのように変化しているか報告しました。──東京駅も名古屋駅も、家族連れのお客さんでいっぱいでした。子どもは小さなマスクで、お父さんとお母さんは大きなマスクをして、仲良く手をつないで歩いている姿などを見ていると、ほほえましく感じます。

 さて、総選挙後はじめて開かれた国会=特別国会は、今週の4日間(16〜19日)で幕を閉じました。この国会は、正副議長の選出や内閣総理大臣の指名がいちばんの仕事でした。また、議席の指定、各種委員会の設定など衆議院の構成を決めるのが課題でした。
 最大の変化は、これまでの自民・公明の政府が退場に追い込まれ、自民党と公明党が野党となったことです。その反面、新しく民主党中心の政権が誕生する劇的な変化が生まれました。それを反映して、国会の構成と運営も大きく変わりました。
 まず、本会議場の雰囲気が変わりました。議席でいえば、民主党と自民党がそっくり入れ替わった感じです。民主党が311議席(議長が党籍離脱)と3分の2近くを占め、自民党は118議席(副議長が党籍離脱)と選挙前のほぼ3分の1に減り、本会議場の風景が、ガラリと変わりました。

 16日(水)の本会議のとき、私は少し早めに議場に入りました。自民党席を見ると、まだほとんどの議員は席に着いていません。そのなかで、ぽつんと1人座っている人がいました。与謝野前財務・金融担当大臣です。──私が「暑い夏の選挙、お疲れ様でした」と声をかけると、「いや〜、こんなに自民党が悪者になった選挙は初めてだよ」と言いました。国民から“袋だたきにあった”というのが、実感だったのではないでしょうか。
 じっさい、自民党が政権を剥奪されたため、個々の議員をみていると“放心状態”といってもよい状況です。いま党内で、総裁選挙をやっていますが、国民の関心はほとんどありませんしマスコミも付け足し程度に報道するだけ。……政権が代わるというのは、このようにクッキリと明暗が分かれるものかと、あらためて思いました。

 私が参加している議院運営委員会では、鈴木ムネオ議員の外務委員長就任が問題になりました。その就任には、日本共産党、自民党、公明党が反対しました。──鈴木氏の一連の利権疑惑にかかわって、衆議院では2002年に「辞職勧告決議」「逮捕許諾決議」「偽証罪での告発」などがおこなわれました。また、それらにかかわる刑事裁判が係争中で、最高裁の判決も、近々予想されています。
 このことを考慮すれば、委員長に選出することはまったく不適切であり、委員会を代表し円満かつ公平な委員会運営に携わる委員長の役職に就けるべきではありません。しかし民主党は、「推定無罪の原則がある」「直近の民意である総選挙で当選している」と反論して押し通してしまいました。民主党は、なぜ、これほど鈴木ムネオ氏の外務委員長就任にこだわるのでしょうか。

 さて政策面では、生活保護の母子加算の復活、後期高齢者医療制度の廃止、障害者自立支援法の廃止、八ッ場ダム・川辺川ダムの中止、核密約の徹底調査など、次々と前向きの方向が打ち出されています。これ自体は、国民のたたかいの成果です。確実に実行されるよう、求めていきたいと思います。
 同時に、自衛隊の米軍への給油活動に代わる対アフガン戦争への新たな支援が、検討されようとしています。ここには、軍事同盟優先の限界も見えています。財界に対してどのようなタンスをとるのか、この点も改めて問われるだろうと思います。

 私たちは、国民の立場に立って、良いことは推進し悪いことには反対する。──この当たり前の立場を、これからも堂々と貫いていくつもりです。

◇◆今週の「奮戦記」より◆◇

 議運委で鈴木宗男議員の外務委員長就任に反対
                (9月18日付「奮戦記」より)

 日本共産党は、民主党会派に所属する新党大地の鈴木宗男代表が、外務委員長就任することに反対しました。私は、議運委員会において、以下の要旨の発言をしました。
 ──「鈴木宗男氏の外務委員長就任については、同氏の一連の利権疑惑にかかわって本院がとってきた立場、およびそれらにかかわる刑事裁判が、係争中であることなどを考慮すれば、同氏を委員長に選出することはまったく不適切であると考えます。委員会を代表し、委員会の円満かつ公平な運営委に携わる役職に就けるべきではありません。従って、一括採決でなく分離して採決することを求めます」。
 常任委員長16人のうち、自民、公明、共産各党が、鈴木宗男氏の外務委員長就任に反対を主張しました。これに対し、民主党は「推定無罪の原則がある」「直近の民意である総選挙で当選している」と反論し、各委員長候補の一括採決に固執しましたが、最終的には外務委員長を分離して採決することになりました。本会議では、外務委員長について議長が指名するとの動議を与党の賛成多数で可決し、これを受け、横路孝弘議長が鈴木氏を含む16委員長を指名しました。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【09.09.19】党岐阜県委員会総会で新しい政局について報告
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090919-150206.html
【09.09.18】議運委で鈴木宗男議員の外務委員長就任に反対
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090918-205056.html
【09.09.17】緊急集会─「早くしてよ!母子加算復活」に参加
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090917-214335.html
【09.09.16】今日から特別国会が始まり初登院をおこないました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090916-214248.html
【09.09.15】各派協議会で特別国会の議事日程が合意されました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090915-222708.html
【09.09.14】全運輸第48回定期大会に招かれ連帯の挨拶
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090914-215314.html
【09.09.13】静岡県商連第1回理事会でご挨拶と懇談
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090913-081151.html
【09.09.12】全税関労組第72回定期大会で連帯のご挨拶
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090912-223730.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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