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第165号☆6月23日 明朝5時45分〜TBS「みのもんたのサタデーずばッと」に出演!!
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
.。oO○.。o○ 憲 昭 e た よ り ○Oo。..○o。. 2006/6/23 第165号
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◇◆"今週の憲昭さん"◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
国会が閉幕したのに、衆議院財務金融委員会はますます忙しくなっています。 ――日銀の福井総裁が、村上ファンドに1000万円を出資し、そこから高利回りの利得を得ていた問題で紛糾しているからです。
じつは、国会が事実上の閉幕となる先週の金曜日(16日)に財金委をひらき「通貨・金融に関する日銀報告」をおこない、質疑が行われることになっていたのです。それが決まったのは、その1週間ほど前でした。通常なら、たんたんと日銀の通貨金融政策について質疑がおこなわれるはずでした。
ところがその数日前、参議院の財政金融委員会で福井総裁自身が「村上ファンドに1000万円拠出してました」と答弁したのです。民主党の参議院議員は「びっくしりた」と絶句して、深く追及しませんでした。それを引き取って詰めたのが日本共産党の大門参議院議員でした。「なぜ村上氏が福井さんに近づいたか、それは前副総裁という肩書きを利用した広告塔の役割を担わせるためだった!」――この的確な指摘で、がぜん大きなニュースとなったのです。
私は、その大門さんの知恵も借りて、6月16日(金)の財金委で質問を行い、閉会後、財務金融委員会(20日火曜)に提出された契約書などの資料にもとづいて、22日(木)にも質問を行いました。(その内容は、「奮戦記」をご覧下さい)
それにしても、日銀総裁の“金銭感覚”はどうなっているのでしょうか。一方で庶民にゼロ金利を押しつけ、「たいした金額じゃない」と言いながら1000万円を元手に1538万円もボロもうけ、細かく追及されると「私はドシロウトですから」と言って逃げ回る。……やはり、日銀総裁としての適格性に著しく欠けていますね。
昨日の質問で、私は、宮内義彦氏が会長をしているオリックスが、村上ファンドの出資者募集と集金をおこない、村上容疑者にその資金の運用を行わせていた実態を明らかにしました。福井さんに「あなたは誰と契約したのか」と聞くと、「オリックスでした」と認めたのです。
オリックスの宮内会長は、マスコミの問いに「私は答える立場にない」と突っぱねていましたが、とんでもありません。実態をいちばんよく知っていたのでは、宮内さん自身ではありませんか。
もうひとつの“副産物”は……。なんと、民主党の松井孝治参院議員が、村上ファンドの関連会社によって秘書給与を肩代わりしてもらっていた!しかも出資までしていた!――こうした一連の事実が明らかになったことです。
委員会後の理事懇談会でこんな会話がありました。自民党の理事が民主党にたいして、「今日はいつもよりも追及が厳しかったな」と嫌みを言うと、民主党理事が「攻撃は最大の防御だから」と言ったのです。私はすかさず「誰を守るんだ?」と言ってしまいました。民主党の理事は、「いやいや」とごまかしていましたが……。
こうなったら、与野党を問わず洗いざらい明らかにしたらどうでしょうか。とりあえず宮内さんを参考人として呼ぶことを手始めに。
明日は、みのもんたさんの「サタデーずばッと」(TBS)に出演します。話題山積!早朝ですが、ぜひ見て下さい。では、今日のところはこの辺で……。
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●日銀総裁出資の「村上ファンド」で、オリックスが特権地位を得ていた
(6月22日付「奮戦記」より)
衆院財務金融委員会が開かれ、日銀の福井俊彦総裁を参考人として招致し質疑がおこなわれました。私も、「村上ファンド」への投資問題について質問しました。私は、福井氏の投資先が、政府の規正改革・民間開放推進会議の宮内義彦議長が会長を務めるオリックスが集金マシンとなり、村上世彰容疑者が運用してもうけ、それに便乗してオリックスも利益をあげる仕掛けだったと追求しました。
福井氏が「アクティビスト投資事業組合」に1000万円を出資する際の契約先が、オリックスだったと指摘しましたが、それを福井氏は認めました。――オリックスが集めたカネを、上部組織の「統合アクティビスト投資事業組合」に出資し、その資金を、さらに村上容疑者が関与する英国領ケイマン諸島にあるファンドに出資して、運用する仕掛けだったことが、内部資料でわかりました。私は「オリックスという親亀の上に、村上容疑者という小亀が乗っていたというのが実態だ」と迫りました。福井氏は「村上氏が親亀だと理解していた」とのべました。
オリックスが「業務執行組合員」として、一連の出資・運用の仕組みのもとで特別な権限を握っていたことを「契約書」をもとに指摘しました。出資者の「一般組合員」には、追加出資等が認められないのに対し、オリックスはいつでも任意に追加投資、中途解約ができ、手数料として運用資金の2%が自動的に転がり込むのです。私は、「オリックスが特別な権限を持ち、たいへんな利得をうる仕掛け」だと追及しました。これにたいして、福井氏は「承知していない」とのべました。
日銀が組合契約書を同委員会の理事会に提出したものの、公開を拒んでいることについて、「オリックスが儲かる仕組みをつくっていたことを知られるのが困るからではないか」と追求しました。
その実態解明のために、宮内氏の参考人招致は不可欠だと求め、福井氏には総裁辞任をあらためて求めました。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2006.06.23】●許せない!形だけの事前調査で米産牛肉の輸入再開
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060623-194426.html
【2006.06.22】●日銀総裁出資の「村上ファンド」でオリックスが特権地位
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060622-214112.html
【2006.06.21】●国民の厳しい批判に福井俊彦日銀総裁の苦しい弁明
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060621-143326.html
【2006.06.20】●福井総裁の村上ファンド残高は1538万円も増加!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060620-211212.html
【2006.06.19】●「銀行の日キャンペーン」でインタビューを受けました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060619-211748.html
【2006.06.18】●イラク戦争開始後、民間人犠牲者は4万人にのぼる
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060618-214241.html
【2006.06.17】●「目的税」にして消費税を7〜8%に引き上げるって?
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060617-181225.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html
◎「憲昭eたより」の次号は、6月30日(金)発行予定です。
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