━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
.。oＯ○.。o○　憲 昭 ｅ た よ り　○Ｏo。..○o。.　2006/6/9　第163号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇◆"今週の憲昭さん"◆◇

　メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

　会期末まで10日を切る段階になって、議事堂のなかは大騒ぎになっています。というのは、与党が積み残しの法案をドサクサまぎれにゴリ押ししようとしているからです。
　じつは、昨日（木曜日）夕方、倫選特（政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会）担当の吉井英勝議員から、「明日の質問やってくれませんか」と電話がかかってきたのです。話を聞いてみると、金曜日は3つの委員会があって質問が重なるというわけです。総務委員会、内閣委員会、倫選特委員会……！
　それは大変だというので、急きょ倫選特は、私が代わって質問をすることになりました。といっても、前の日の夜ですから時間がありません。私は、くたびれて思考停滞状態に……。こんなとき、頼りになるのは議員室や議員団の有能なスタッフです。1週間前に提出されたばかりの法案を分析して省庁から資料を取り寄せ、相談しながらテキパキと質問の柱をつくりあげていきます。ほんとうに助かりました。――質問の内容は今日の「奮戦記」をご覧下さい。

　今日の倫選特の理事会にも、吉井議員の代理で出席しました。今日の委員会日程を確認した後、与党から「委員会終了後に理事懇談会を開きたい」と提案がありました。なんか雲行きがあやしいなと思いながら夕方の理事懇談会に参加しますと、案の定です。外資系企業からも献金を受け取れるようにする政治資金規正法改悪案を「月曜日の夕方、委員会を開いて質疑し採決してくれ」と提案してきたのです。
　私は、「こんな重大な法案を会期末のドサクサ紛れに、質疑・採決までせよというのは認められない」と批判しました。自民党は、「民主党とすりあわせて修正案をまとめたい」ともいうのです。私は、「その内容については知らされてない」というと、民主党は、「私たちは修正案を提案するつもりだ。秋の臨時国会できちんと議論したい」と言いました。公明党も「内容は知らされてない」と言いはじめました。いったい、どうなっているのでしょうか。

　自民党は、「ともかく月曜日の4時半に理事懇を開きたい」と繰り返すと、民主党の2人の理事は「これ以上話しあっても同じことだ」と言って、突然、席を立って理事会室から出ていったのです。……さぁ、月曜日以後はどうなることでしょう。これと似たようなゴタゴタは、他の委員会でも起こっているようです。国会の最終盤で焦った自民党が、強引なことをやりはじめた証拠です。

　さて、国会のウラ舞台で加熱しはじめているのが自民党総裁選です。
　そうそう先日、衆議院第一議員会館のエレベーターに乗ると、「総裁候補」の福田康夫さんが入ってきました。私が「お忙しそうですね」と水を向けると、福田さんは「いや、そんなことないですよ。周りが騒いでいるだけで…」と。そこで私は「でも、支持率が上がっているじゃないですか」というと、「あれは、どうかわかりませんがね」と、まんざらでもなさそうでした。
　別の日――また、エレベーターで福田さんといっしょになりました（よくお会いするのは同じ第一議員会館だからでしょうか）。私が「暑いですね」というと、福田さんは「今日は涼しいですよ」と涼しい顔。私はつい「でも内心は燃えているんじゃないですか？」と言ってしまいました。福田さんは、すかさず「心のなかもクールビズ！！」と言ったので大爆笑！　そのとき福田さんはネクタイをしてました。――ホントに、エレベーターでの瞬間芸的な会話は、面白いですね〜。(^^;)！

◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇

　●与謝野大臣が村上容疑者から政治献金を受けていた！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （6月6日付「奮戦記」より）

　なんと、与謝野金融・財政担当大臣が、証券取引法違反容疑で逮捕された「村上ファンド」の村上世彰容疑者から政治献金を受けていたことが明らかとなりました。与謝野大臣は、「私が通産大臣時代に村上さんは通産省にいたので、その頃から知っていた」と述べました。
　与謝野さんが小渕内閣の通産大臣時代から村上氏と面識があり、「私の勉強会に何回か参加され、会費は政治献金という形でいただいている」と述べたことは重要です。村上容疑者から献金を受けていたことを自ら認めたのですから。
　与謝野大臣は、村上容疑者の逮捕に関して、村上代表やライブドアの堀江前社長などを引き合いに出してマスコミに答えていました。――「時代の寵児のように扱われていた人たちが、証取法に対する自覚なしに行動したことは反省されるべきことだ」と。
　与謝野大臣自身が厳しく批判しているのですから、そのような人物から受けていた献金は、すぐにでも返却すべきではないでしょうか。与党だけでなく民主党の議員にも献金が渡っているそうです。
　企業団体献金の禁止こそ、公平・公正な政治に欠かせないことがいよいよハッキリしてきました。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2006.06.09】●政治倫理公選法特で在外投票制度について質問
　 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060609-215539.html
【2006.06.08】●大衆増税反対で全建総連の決起集会、財務省交渉
　 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060608-193024.html
【2006.06.07】●教育基本法改悪に反対する集会に参加しデモを激励
　 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060607-211635.html
【2006.06.06】●与謝野大臣が村上容疑者から政治献金を受けていた
　 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060606-221736.html
【2006.06.05】●村上ファンド代表の逮捕と政財界の責任について
　 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060605-223601.html
【2006.06.04】●名古屋市栄と豊明市で国政報告をおこないました
　 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060604-213535.html
【2006.06.03】●経済的な理由で退学２８５人――全国私教連の調査
　 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060603-230642.html

◎「憲昭ｅたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
　 → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html

◎「憲昭ｅたより」の次号は、6月15日(金)発行予定です。

───────────────────────────────
【憲昭ｅたより】
▼このメールマガジンは、アドレスを登録していただいた方、佐々木憲昭のホームページにご意見をお寄せいただいた方に配信しています。
▼配信中止・メールアドレスの変更はこちらからお願いします。
　→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/index.html
▼ご意見・ご感想は［ mail@sasaki-kensho.jp ］までお寄せ下さい。
発行：日本共産党衆議院議員 佐々木憲昭事務所
〒100-8981　東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第1議員会館730号室
　　　　　　TEL：03-3508-3730 　FAX：03-3508-7280
　　　佐々木憲昭WebSite： http://www.sasaki-kensho.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━