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メールマガジンバックナンバー

第98号☆6月10日 日曜、静岡県天竜市・きずな館にて、演説会。

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 ゜*;・'゜★ 憲 昭 e た よ り ★:・'゜:*:・'   2005/6/10 第98号
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◇◆秘書が語る"今週の憲昭さん"◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。秘書の山本です。
 東京は、今日から梅雨入りのようで、外はしとしと雨が降っています。さて、今週の憲昭さんは、4回の質問をこなすハードな1週間でした。

 まずは、6日、月曜日、郵政民営化特別委員会(略して郵政特)での質問です。これまで、憲昭さんは、郵政民営化の問題について、どちらかというと裏方に徹して、質問の対策会議や特別委員会の運営に関する会議などで力を発揮してきました。月曜に表舞台に躍り出て以降、水曜、木曜と、郵政特での質問が続いています。

 月曜は、郵政特の前に、年金・社会保障両院合同会議がありました。この日は、小池晃党政策委員長が発言をしたので、憲昭さんの出番はありませんでしたが、この後の郵政特の質問に向け、力を温存していたのかもしれません。
 質問のテーマは、郵政公社と民営化ではどちらが利益がでるのかという問題でした。圧巻だったのは、憲昭さんの質問で、竹中郵政民営化担当大臣が、郵便貯金業務の場合、郵政公社のままなら1300億円の黒字が出るのに、民営化すると600億円の赤字になることを、国会答弁ではじめて認めたことです。

 火曜の郵政特では、参考人への質疑で塩川さんが質問をしました。
 次の水曜には、憲昭さんは月曜の質問をうけて「民営化が完了した2017年以降の試算も提出せよ」とせまりました。竹中大臣は「赤字がどう拡大するかの試算はしていない」と拒否したのです。これにたいし「具体的な数値を出せないというのでは、国会で審議する意味がなくなる」とギリギリ竹中大臣を追及しました。
 そうしたら時間がきてしまい、予定していたことができなくなったのです。そこで、木曜にあらためて質問することになりました。

 木曜の質問は、郵貯銀行の株式をグループの企業がどこまで保有できるのかというテーマでした。政府はこれまでの説明を、数日前からこっそりと変えていたということを明らかにしました。この日の竹中大臣は、いつもの自信たっぷりの答弁とは違い、下を向いてぼそぼそと答弁しています。質問が始まった頃は、他党の委員は、よく意味がわからなかったようです。というより、みんな政府に騙されていたのです。
 憲昭さんのするどい追及で、委員室の中の雰囲気も次第に変わってきます。委員室の中で写真を撮っていた私は、他党議員の「?」という反応から、「!」という反応に変わったのを感じました。

 この3回の質問は、15分ずつというほんとうに短いものです(なぜこんなに質問時間が短いのか、今日の奮戦記をご覧ください)。
 その短い質問の中でも、郵政民営化が国民にはなんのメリットもなく、政府がいい加減な試算や説明ですすめようとしていることが明らかになりました。憲昭さんのわかりやすくて的確な追及で問題の本質がつぎつぎ暴露されていく。――委員室での他党委員の反応を見ていても、よくわかります。与野党を問わず、「いい質問だ!」「共産党の言うとおりだ!」という掛け声がかかり、拍手が沸き起こります。
 特に、木曜の郵政特では、憲昭さんのあとで質問にたった社民党の阿部知子委員が「先程の佐々木憲昭委員の鋭い、突っ込んだ質問、さすがだ、すごいと思いながら聞いておりましたが、なかなかそのレベルに到達しませんので……」と言いながら質問していました。
 今日は、自民党内の民営化反対グループが出した「郵政公社改革法案」の説明を、長谷川憲正参議院議員から受けました。その中で、長谷川議員は「共産党さんにも、どんどん郵政民営化のボロを浮き上がらせるような質問をしていただければ、私たちも本会議で反対しやすくなりますから」と、おっしゃっていました。

 さて、今週は郵政特ばかりではありません。水曜に「政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会(倫選特)」でも急遽質問することになったのです。
 前日の火曜の夜、塩川議員の秘書も加わって郵政特の質問について打ち合わせをしていました。20時過ぎになって、突然「明日の倫選特の質問時間と他の委員会の質問時間が重なってしまった」という某議員の話が飛び込んできたのです。
 質問の機会があるのに質問をしないのは、国民から選ばれている国会議員としてはできないことです(他党では、たまに見かけられますが…)。そこで、憲昭さんが代わりに質問を引き受けることになりました。頭のチャンネルを切り替えて「じゃあ、日歯連の前会長が有罪判決を受けたばかりだから、それで質問しよう」と。こうして、郵政特の質問と倫選特の質問を同時並行で練り上げたのです。……

 今週は、ハードな1週間でした。来週も、月曜と水曜に憲昭さんが郵政特で質問する予定です。そして後半は、国会の会期延長でもめることになりそうです。来週も走り回る日々が続くでしょう。
 それにしても、憲昭さんは質問が立て込むほど、生き生きと楽しそうにしています。そう見えるのは、きっと私だけじゃないはずです…。

◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇

 ●ニートの“高齢化”で日本経済は基幹労働力を失った
                      (6月5日の「奮戦記」より)

 高校や大学を卒業後も、就職や進学もしないニート(NEET)と呼ばれる若年層や若年失業者に、高齢化問題の波が押し寄せていると言われます。
 総務省の労働力調査によると、2年以上の長期失業男性は、今年1−3月期で46万人になっています。このうちの約33%にあたる15万人が25歳−34歳です。特に、男性で2年以上の失業状態が続いていたり、家事も通学もしない層が目立ち始めているようです。
 今年1−3月期の集計では、非労働力人口のうち、家事も通学もしていない男性は983万人で、5年前に比べて27.1%増えています。25−34歳の年齢層も40万人含まれています。この層は5年前より実に44.4%も増えており、突出しています。
 厚労省は「働く意欲のない人が急増すると、日本経済の成長が鈍る。損失は甚大だ」と危機感を募らせているそうです。しかし「意欲がない」ということで片付けられる問題ではありません。最大の問題は、大企業のリストラ・新規採用抑制などで若者が就職できる環境が失われていることではないでしょうか。
 私は、1987年に『おしよせる大失業――財界の21世紀戦略と産業空洞化』という本を書いたことがあります。その当時、経済企画庁のレポートがこう書いていました。――「仮に150万人の若者が内部労働市場に参入できないとすれば、日本経済はその150万人分の基幹労働力をそのまま失ってしまうことになる」。
 まさに、現状はこの通りになっているのではないでしょうか。政府の無策ぶりを示しています。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
 【2005.06.10】●党の質疑時間を押さえ込むのは、断じて認められない
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050610-172302.html
 【2005.06.09】●ウソの説明で国会を欺いた竹中大臣の責任は重大だ
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050609-211134.html
 【2005.05.08】●日歯連で麻生大臣、郵政民営化で竹中大臣に質問
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050608-202426.html
 【2005.06.07】●明日は、郵政特と政治倫理公選法特で質問します
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050607-212051.html
 【2005.06.06】●郵政特で質問――民営化したら赤字で行き詰まる!
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050606-190613.html
 【2005.06.05】●ニートの“高齢化”で日本経済は基幹労働力を失った
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050605-223213.html
 【2005.06.04】●郵政民営化で、わざわざ経営を困難にしていいのか!
  → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050604-192004.html

◇◆今週の政治経済キーワード=「財政審(財政制度等審議会)」◆◇

 「財政制度等審議会」は、財務大臣の諮問機関として学識経験者や財界代表、連合代表、ジャーナリストなどから構成されており、そのもとに財政制度分科会や財政投融資分科会などが設置されています。審議会は、毎年6月と11月に次年度の予算編成に際し、財務大臣に建議を提出しています。これが「骨太の方針」や「予算編成の基本方針」に反映される仕組みとなっています。……
 (続きはこちらから→ http://www.sasaki-kensho.jp/keyword/index.html )

◇◆「ここでお会いしましょう!」〜〜演説会などのお知らせ〜〜◆◇

       *:,..,:* 日本共産党「演説会」 *:,..,:*
    6月12日(日) 14時00分〜 静岡県・天竜市・きずな館にて

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html

◎「憲昭eたより」の次号は、6月17日(金)発行予定です。

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【憲昭eたより】
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      TEL:03-3508-3730  FAX:03-3508-7280
    佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
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