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第96号☆5月27日 郵政民営化法案は徹底審議をつうじて廃案に!
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
..。oO○.。o○ 憲 昭 e た よ り ○Oo。..○o。. 2005/5/27 第96号
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◇◆"今週の憲昭さん"◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
今週も、“郵政に明け郵政に暮れた”一週間でした。
発端は、先週末5月20日(金)の衆議院本会議で、郵政民営化のための法案を審議する場として、「郵政民営化に関する特別委員会」を設置することが議決されたことから始まりました。
これを契機に民主党と社民党が本会議だけでなく、衆議院も参議院もすべての委員会をボイコットする戦術に出たのです。国会のなかは、郵政民営化特別委員会を除いて、どの委員会もまったく動いていません。
今日は金曜日ですが、ある民主党議員は「昨日から地元に帰っている議員もいる」といいます。何ということでしょう。
こんな事態をまねいたいちばんの原因は、小泉首相が、郵政民営化法案を残り会期1カ月という時期に出してきて何が何でもごり押ししようとしていることにあり、それに機会的に反発して民主党が審議をボイコットするという「大人げない大人たちの意地の張り合い」が生まれたからです。
郵政民営化特別委員会の理事予定者懇談会には、塩川鉄也議員が参加しています。23日(月)の理事予定者懇談会では、民主・社民が欠席のまま、特別委員長と理事の選任の委員会を開くことが決められました。これに対して、塩川さんは、委員会の開会は45人の委員が出そろったところでやるべきで、強引なやり方はすべきでないと主張し、24日に開くことは取りやめとなりました。
25日(水)には、与野党が国対委員長会談が開かれました。ここで民主・社民両党は、「法案に欠陥がある」から再提出されるまでは審議には応じられないとのべました。自民党の中川国対委員長は、「法案再提出などの要求は受け入れられない」とのべ、決裂しました。
その結果、26日(木)には、与党が衆議院本会議の開会を強行するという事態になりました。こうなった以上、日本共産党は「出席して郵政民営化法案の内容を厳しく批判する」という姿勢でのぞみました。
本会議の議場に入ってみると、民主党と社民党がボイコットしたため空席が目立ち、まったく盛り上がりません。小泉総理大臣や竹中大臣による郵政民営化法案の趣旨説明についても、自民党席から、しらけムードがただよってきました。拍手もほとんどありません。ただ、いちばん熱心に拍手していたのは、隣りに座っている公明党の議員たちでした。まことに奇妙な光景でした。
日本共産党からは、塩川鉄也議員が質問に立ち、民営化法案の内容に即した厳しい質問をおこないました。これにたいし、郵政民営化に反対する自民党議員から「塩川がんばれ」と声がかかり拍手までありました。珍しいことです。エレベーターのなかで、その自民党の議員が嬉しそうに「私が声援を送ったんだ」と言っていました。
私たちは、徹底審議をつうじて廃案に追い込むべきだと考えています。審議拒否には道理がありません。なぜなら、郵政民営化法案の問題点を審議を通じて国民に明らかにすることこそ国会の責任だからです。郵政民営化法案の欠陥を国民に知らせず、一方的に審議拒否をしていたのでは、何が問題か、国民には分かりませんし世論の支持も得られません。それは、かえって与党のゴリ押しに口実を与えることになりかねません。
郵政民営化はそもそも本当に必要なのか、民営化にはどんな利点や欠点があるのか、法案の問題がどこにあるのか。多くの国民は、それが一番知りたいところではないでしょうか。ある新聞の社説が、「国民の暮らしに直結する法案である。民主党や社民党には、法案の疑問点や欠点を一つ一つ洗い出す責任がある。小泉首相も疑問に丁寧に答えるべきだ。強引にことを進めるのは許されない」。
まことに的を射た主張だと思います。いま国会で、この立場から野党らしい野党の姿勢を貫いているのはどの党か。……誰の目にも明らかになりつつあります。
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●中小企業家同友会から要望・提言を受け懇談しました
(5月24日の「奮戦記」より)
中小企業家同友会全国協議会(会長・赤石義博氏)から「2006年度国の政策に対する中小企業家の要望・提言」の説明を受け、懇談しました。
要請の内容は、災害対策・防災対策を抜本的に強化すること、「人材投資促進税制」の拡充と学習型企業づくりを推進すること、円滑な資金供給と中小企業・地域に優しい金融システムの構築をはかること、生活・福祉基盤を中心とする公共事業の重点的な拡充と取引を適正化する公正競争を確立することなどです。
懇談では、昨年の新潟中越地域の地震災害や台風被害などで、中小企業が大きな打撃を受けている実態が話されました。また、最近の石油製品や鋼材など原料・材料の高騰によって、深刻な影響を受けていることも話題になりました。
中小企業同友会の政策提言は、中小企業を大いに支援しようというものであり、私達の立場とも政策的内容で基本的に一致してることが、あらためて明らかになりました。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2005.05.27】●重要文化財(御城番屋敷)・松阪城跡の景観を守れ
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050527-165754.html
【2005.05.26】●塩川議員が郵政民営化法案を本会議で厳しく批判
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050526-160829.html
【2005.05.25】●与野党国対が決裂し「郵政民営化法案」審議入り
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050525-195221.html
【2005.05.24】●中小企業家同友会から要望・提言を受け懇談しました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050524-191451.html
【2005.05.23】●国会では睨み合い続いたまま、郵政特別委を開会
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050523-145627.html
【2005.05.22】●三重県の「赤旗まつり」でお話をし、楽しく交流しました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050522-233329.html
【2005.05.21】●郵政民営化法案と特別委設置――日本共産党の態度
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/050521-202735.html
◇◆今週の政治経済キーワード=「先日付小切手」◆◇
先日付小切手とは、実際に小切手を発行した日(振出日)よりも先の日を振出日として記載した小切手のことをいいます。これは、実際の振り出し(発行)の時には支払い金額がないけれども、将来入金の見込みがある場合、入金日以 降を振出日として記載し、小切手を受け取った人が書かれている振出日以降に 呈示したときに支払うことを想定しています。……
(続きはこちらから→ http://www.sasaki-kensho.jp/keyword/index.html )
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
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◎「憲昭eたより」の次号は、6月3日(金)発行予定です。
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