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奮戦記

【14.04.16】消費税増税しても庶民の暮らしのことは考えない

 財金委員会での消費税質問のさい、驚くことがありました。
 私は、麻生財務大臣に「消費税増税の家計への影響についてどう見ているか」ときいたのですが、麻生さんはたいへん戸惑った様子で「事前に質問通告がなかったもんで」と答えに窮していました。

 国民に8兆円も押し付けておいて、家計への影響がどの程度なのか、官僚に答弁書を書いてもらわなければ答えられないなんて、あまりにもお粗末です。消費税の大増税はしても、庶民の暮らしのことなどまったく考えもしていない。その姿勢が見え見えではありませんか!(×_×;)

 それだけではありません。「消費税増税分は全額社会保障に使う」と税金を使って大宣伝しているので、私が「今年度予算で、年金、医療、介護の社会保障分野で、家計にプラスになるものが一つでもあるなら、あげてほしい」ときいたところ、答弁席が固まってしまって答えられなくなったのです。
 後ろの事務方から、耳打ちされて しばらくしてから答弁にたち「ちょっと今急な御質問であれだったんですけれども、小児医療のあれがあったのと、それから難病の範囲を拡大とか、そういったものがあったような……」と答えました。

 5兆円を全額社会保障に使うといいながら、こんなに良くなるものがあると胸を張って答えられないのです。
 それもそのはず、 4月からの社会保障の主な負担増を見ると、年金は支給額を0.7%削減する、国民年金保険料は引き上げる、医療は70歳から74歳の医療費負担をアップする、診療報酬の見直しで初診料・再診料の値上げにつながる、介護は40歳から64歳の介護保険料の引き上げ、児童扶養手当は0.3%削減。……社会保障に使うといいながら、社会保障をどんどん切り縮めているのです。
 質問をしていて、ますます怒りがこみ上げてきました。

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