奮戦記
【13.08.08】核兵器のない世界に向けて力を尽くす決意(facebookより)
いまから68年前の8月6日には広島に、明日9日には長崎に、アメリカによって原子爆弾が投下されました。そのため、一瞬にして広島市で14万人以上、長崎市で7万3千人以上の命を奪いました。その後亡くなった方々を含めると34万人以上の方々が犠牲になり、助かった人たちも今なお原爆症で苦しんでいます。
広島市の松井一実市長は「平和宣言」で、「無差別に多くの市民の命を奪い、人生をも一変させ、また、終生にわたり心身をさいなみ続ける原爆は、非人道兵器の極みであり『絶対悪』です」と指摘し、平和市長会議加盟都市、国連やNGOなどと連携して「2020年までの核兵器廃絶をめざし、核兵器禁止条約の早期実現に全力を尽くす」と宣言しました。
潘基文(パンギムン)国連事務総長は、原水爆禁止2013年世界大会・広島にメッセージを寄せ、「原爆投下を生き延びた経験について60年以上にわたって証言を続けてこられた被爆者のみなさんに、敬意を表します。私は、勇気ある活動家のみなさんに励まされて、核兵器のない世界をめざす努力を強めています。実現するその日まで、この目標を追求することを決意しています」と述べました。
安倍政権は2015年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けた今年4月の第2回準備委員会で、「核兵器の使用をいかなる場合も禁止せよ」という共同声明がだされたのに、賛同署名を拒否しました。これは事実上、核兵器の使用を認める態度表明です。
これは、被爆国の政府としてあるまじき態度と言わなければなりません。しかも安倍総理がめざす憲法改悪は、日本を海外で「戦争する国」にしようとするものであり絶対に認めるわけにはいきません。
唯一の被爆国である日本は、核兵器全面禁止の流れの先頭にたつべきです。私たちも、核兵器のない世界に向けて力を尽くす決意です。