アドレス(URL)を変更していますのでブックマークされている方は変更してください。
<< ホームへ戻る

奮戦記

【13.06.11】国会ひとくち話……身体検査(facebookより)

 身体検査と聞くと、学校で行われる身長・体重の測定や警察官による所持品検査などを思い浮かべます。しかし政治の世界ではまったく違う意味で使われます。総理大臣が組閣や内閣改造をおこなうさい、起用した大臣が入閣後に不祥事がばれて政治問題になるのを未然に防止するためにおこなう事前の「身辺調査」のことを「身体検査」と言うのです。

 第一次安倍内閣(2006年9月発足)の時、閣僚が「不祥事や失言」で次々と交代したことがありました。また、民主党・野田内閣でも「不祥事」でやめた閣僚がいました。そんなとき「任命する前に『身体検査』をしなかったのか」などと言われます。
 小泉内閣で総理秘書官を務めた飯島勲氏は、2012年10月24日放送の「モーニングバード!」(テレビ朝日系)に出演し「身体検査」のポイントを次のように説明したそうです。ひとつは、「これまでの政治歴のなかで問題発言や行動があったかどうか」。もうひとつは、「政治資金について最低でも直近の2回の選挙における収支報告書を点検する」と。
 そのうえで「身体検査用チェックリスト」が紹介され、特に政治資金については選挙、政党支部、個人と項目が分けられ、それぞれのカネの流れを把握する必要があり、それに加えて気になることがあれば「閣僚候補者本人に水面下で聞く」という項目もあり、最後に「係争事案を抱えていないか」を調べるといいます。
 参照 http://www.j-cast.com/2012/10/24151291.html?p=all 等

 確かに、個々の身体検査は大事でしょう。しかしそれで、財界・大企業から政治資金をたんまり受け取り、その言いなりになっている政治が正されるわけではありません。

  色も形もいろいろです!
佐々木憲昭twitterより

Share (facebook)

このページの先頭にもどる