奮戦記
【13.06.06】国会ひとくち話……国会答弁(facebookより)
国会で、大臣や政府参考人(官僚)が答弁するときにも、独特のいいまわしがあります。たとえば、政府の失政や個々の閣僚の言動などが大きな問題になったときなどによく使われるのが、「遺憾の意を表する」「遺憾に思う」です。
反省やお詫びはしていないのだが、一応反省したそぶりだけみせておこうという時によく使われます。しかしこれは、ごまかしや誤用ではありません。「遺憾」は、もともと「反省」とか「おわび」ではなく、「思い通りにいかず心残りなこと。残念。気の毒。」という意味だから。このような大臣や官僚答弁はその意味では大変「正確」で「正しい」のです。
また、「委員よくよくご承知のことと存じますが」という枕詞をのべながら答弁する人がいます。これは、「こんなことも知らないで質問しているのか。よく調べて勉強してから質問しろ」という意味です。慇懃無札の典型です。
ただしわが党議員にたいして使う場合には、違う意味が込められているように感じます。「知っているくせにいやな事を言わせるな」と。