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奮戦記

【12.08.03】財金委で参考人質疑――消費税増税で財政悪化

   衆院財務金融委員会で、赤字国債発行の公債特例法案について参考人質疑が行われました。

 3人の参考人が消費税増税の必要性を述べたのに対して、私は家計消費が低迷して国内の景気が悪くなり、財政が悪化するのではないかと指摘しました。
 具体的な事例として、1997年に消費税5%への増税や医療負担増が行われた後、税収が96年度以降の15年間で14兆円の大幅減となったことを示しました。

   一橋大学の国枝繁樹准教授は「経済は低迷したが、縮小はしていない」と述べました。

 私は「増税による消費の低迷が非常に大きな要因だ」と指摘し、財源というなら法人税減税、富裕層減税、ムダな公共事業を見直すことこそ必要だと強調しました。
 また私は、消費税増税などにで実質可処分所得が全世帯で4・8〜9・2%程度落ち込むと試算した大和総研レポートに言及し、名目3%もの経済成長は果たして可能なのかと質問しました。

   これにたいして、同総研の熊谷亮丸チーフエコノミストは「今まで将来不安があった。(一体改革で)消費が活性化する。政策がうまく軌道に乗れば想定しうる」などと述べましたが、具体的な方策は示しませんでした。

 私は「消費税増税と社会保障改悪で将来不安は広がる。この点では見解が異なる」と主張しました。

 

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