奮戦記
【11.09.07】三重県紀宝町と熊野市で台風12号の被害調査
河川の氾濫により多数の家屋で浸水や倒壊の被害が出ている三重県紀宝町と熊野市の被害状況の調査に入りました。
参加したのは、日本共産党の台風12号対策本部の私と井上哲士参院議員、大嶽隆司党県委員長、真弓俊郎前県議など。
紀宝町では西田健町長に状況を聞きました。
同町の調べでは、降り始めからの雨量は691ミリ以上(4日時点)、時間当たり雨量は最高92ミリでした。
これにより相野谷(おのだに)川が氾濫して多数の堤が切れ、市内各所で床上浸水や農地の冠水が起きました。
町では、被害件数などの詳しい実態は調査中だといいます。
西田町長は「台風が上陸してから雨量がますます増え、どうしようもなかった。共産党(三重県委員会)さんがボランティアを派遣してくれるというのでありがたく思います」と話していました。
その後、原章三党町議の案内で被災地を視察しました。
同町高岡では集落を囲っていた輪中堤が倒壊し、多数の住宅が被害を受けました。
70人が避難している町立相野谷中学校体育館の管理人の方は「飲み水はあるが生活用の水がない。トイレもお風呂も水がないというのが一番の悩みです」と語っていました。
熊野市では井戸川が氾濫しました。
上流から流れてきた巨石や流木が護岸や橋、JR紀勢本線の陸橋を破壊しました。
山田実党市議は「山間部では橋が5本落ちています。とにかく岩をなんとかしないと、次に台風がきたら確実にだめ。早急な対処をお願いしたい」と話しました。
思った以上に深刻な被害の現状です。国として、ただちに実態を把握し、被災者救援・復旧へ手だてを尽くす必要があります。
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