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奮戦記

【10.12.31】今年もお世話になりました

   今年も、たいへんお世話になりました。いろいろなことがありましたが、政治の世界では、なんと言っても民主党政権の変貌ぶりが大きかったですね。

 第一に、生活第一はどこに行ったのか。
 今年も、国民の暮らしに改善の兆しはありませんでした。
 民主党政権が、財界、大企業を応援することには力を尽くすようになったが、国民の暮らしを直接支援する有効な手だてを講じなかったからではないでしょうか。
 菅総理が推進する新成長戦略にも、来年度予算案にも、危機に瀕した国民の生活と営業を救済する有効な手だてはほとんど見当たりません。

   第二に、自立した外交、対等な日米関係はどこに行ったのか。
 米軍の普天間基地については、最低でも県外という公約を投げ捨て、結局は、辺野古に米軍基地をつくるという最悪の選択をし、あくまでも沖縄県民に押しつけようとして怒りを広げています。
 日本農業に壊滅的な打撃を与えるTPPの推進を、10月の所信演説で菅総理は突如として打ち出し、農民からごうごうたる非難と落胆の声が寄せられています。

   第三に、クリーンな政治はどこに行ったのか。
 民主党は、小沢一郎氏の政治資金規正法違反事件で国民の厳しい批判を浴び、企業・団体献金の禁止を公約に掲げ、公共事業を受注している企業からの献金を受けないと決めていたはずでした。
 ところが、受注額1億円未満の企業からの献金を再開したり、企業団体献金を依然として受け取っています。
 小沢氏の国会招致についても、党内でゴタゴタが続いています。

 ――来年こそ、国民の立場に立った新しい政治刷新の年にしたいものです。

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